投票は、白紙でもいいんだって。

第25回参議院議員通常選挙(以下、参院選)の公示後、Twitter上にそう投稿しファンを驚かせた俳優の浅野忠信さん。

「支持したい人がいない」「誰に投票すべきか決まらない」といった理由から、白紙での投票を選ぶ人も中にはいることでしょう。

しかし、投票はいわば私たちの意思表示であり、日本で暮らしている以上、無関係な人はいません。

浅野さんの意見を擁護する声は寄せられていたものの、大半は「白紙で投票すべきではない理由」を説くコメントが大半。

それこそが浅野さんの狙いだったのです。

その後、浅野さんは自らに寄せられた「白紙で投票すべきではない理由」や批判のコメントもリツイート

浅野さんリツイートしたことで、白紙での投票がダメな理由を分かりやすく知らせることができ、さらに「選挙へ行こう」と呼びかけるよりも効果的に、投票することの重要性を訴えかけたのです。

出典:@asano_tadanobu スクリーンショットより

浅野さんは寄せられているコメントをリツイートするかたわら、「そもそも、自分は白紙での投票はしない」といった旨のツイートを投稿。

「投票は、白紙でもいい」という投稿が、浅野さんの『作戦』であることが分かると、その手法に絶賛の声が寄せられました。

【ネットの声】

浅野忠信、天才かよ。

・実に効果的なSNSの使いかた。

・いっぱい食わされた!でも嫌な気はしない。

結局のところ、白紙での投票も、投票そのものをするか否かも本人次第であり、周囲に強制されるものではありません。

浅野さんによってさまざまな「白紙で投票すべきではない理由」を目にしたところで、する人はします。

しかし、まずは選挙そのものに向き合い、考えることが大切です。だからこそ浅野さんの『作戦』は素晴らしいきっかけとなったのではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

出典
@asano_tadanobu