明治安田生命ワールドチャレンジ2019、川崎フロンターレvsチェルシーの試合前記者会見が16日に行われた。

クロアチア代表MFマテオ・コバチッチとともに壇上に上がったフランク・ランパード監督にとって、川崎F戦は今夏の就任から3試合目となる一戦。来日前にアイルランドで2試合戦い、1勝1分けという成績だ。その中でJ1王者の川崎Fとの対戦は「重要な試合」と位置付けた。プレミアリーグチャンピオンズリーグ(CL)でライバルとなる相手を想定し、川崎Fのようなエネルギッシュでスピードのあるチームと戦うことは大切なことだと語った。

「今の我々にとってコンペティティブな試合は極めて重要になる。ここで我々は質を上げていかなければならない。チームとして集まってまだ1週間だが、この段階で日本のリーグの王者、つまり質があり、エネルギーがあり、スピードがあるチームと一緒にプレーするということは重要なチャレンジだ」

「また、日本のトップのチームと対戦することにリスペクトもしている。我々が何をできるかテストすることができる。プレミアリーグでもチャンピオンズリーグでも様々なクラブがあり、異なったスタイルのクラブと試合をすることも含めて大事な試合だ」

ランパード監督は前任のマウリツィオ・サッリ監督にも言及。昨季の結果や受け継いだ選手たちに関して、今夏の補強禁止にも触れて考えを述べた。

「昨シーズンのサッリ監督のチェルシーの試合はたくさん見た。いいシーズンだったともう。来季のCLも確保したし、ヨーロッパリーグでは優勝することができた。しかし、私は後ろは振り返らない。自分のやり方があり、クラブについても選手についてもチェルシーのことは非常によく知っている」

「この1週間には満足している。選手の質や態度は素晴らしい。私の求めるプレーエネルギッシュでスピード感のあるプレーだ。それを目指して楽しくフットボールができるようにすることが私の使命だ。サッリ監督から受け継いだ選手たちは非常に良い選手たちだし、今年はこれ以上補強ができないことは分かっているので、今いるメンバーで戦いたいと思う」

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