台湾の玄関口である桃園国際空港第2ターミナルの到着ロビーで15日夜9時30分頃、高さ約5メートルの天井からパネルとコンクリート片が落下する事故が発生した。幸いにも怪我人はいないという。『自由時報』『東森新聞』『ETtoday新聞雲』などが伝えた。

天井パネルが落下したのは、第2ターミナル1階の到着ロビー南側。天井パネルは6枚が外れ、そのうち3枚が天井にぶら下がり、3枚が床に落下した。桃園国際空港によれば、階層のコンクリートが欠けて1階ロビーの天井を突き破って落下したという。事故原因については「今後の調査で明らかにする」としている。

当時空港には多くの利用客がいたが、幸いにも怪我人は出なかった。現場に居合わせた人は「人に当たらなくてよかった。驚いた」と話している。同空港では落下地点周辺を封鎖し、修復作業を急ぐとともに天井パネルの全面的な点検を行うと発表した。

桃園国際空港第2ターミナルはこれまでにも浸水や停電などのトラブルがたびたび起きており、設備の老朽化や安全性が問題視されてきた。現在は第3ターミナルの建設が進められており2023年末の完成を目指しているが、第2ターミナルは第3ターミナルの供用開始後に閉鎖し、全面的な改修工事が行われるとのことだ。

画像は『ETtoday新聞雲 2019年7月15日付「快訊/桃園機場第二航廈天花板砸落 旅客回頭看傻眼」(圖/爆料公社)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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