ピクトグラムや絵柄でルールや注意事項などをわかりやすく伝える標識。海外旅行をしていると、日本にはないようなユニークな標識に出会うことがあります。

今回はイギリスで見つけたユニークな標識集、第2弾をご紹介しましょう。

・馬が通ります

近代競馬発祥の地とされ、馬をこよなく愛する国、イギリスロンドン中心部を騎馬警官がパトロールしていたり、また、気軽に乗馬を体験できる「馬屋(Stable)」や「乗馬センター(Equestrian Centre)」が数多くあります。

それらの場所では、会員にならずとも乗馬を気軽に手頃な価格で体験することができたり、子供の乗馬誕生日パーティーなどが開催されたりするなど、イギリス人にとって馬は大変身近な存在となっています。

馬が街中を移動する時は、もちろん歩道でなく道路を歩きます。

・逆に馬進入禁止

イギリスを代表する犬種は?

愛犬家がとにかく多いイギリスは、世界の中でも群を抜いて多くの犬種を生み出しています。

特に人気の犬種は、エリザベス女王がこよなく愛するコーギーゴールデン・レトリーバー、スパニエル系、ブルドッグ、コリー系など、枚挙にいとまがありませんが、イギリスを代表する犬種を、標識の中に見つけることができました。

地下鉄のエスカレーターで「犬は抱えてください」

公園の入り口で「犬はリードにつなげてください」

犬のフン専用ゴミ箱に「犬のフンを片付けてください」

イギリスを代表し、様々な標識に登場するのは、テリア系のようでした。

ふくろうが出ます?

ひと目でふくろうとわかる可愛らしいピクトグラム。一体何を表しているかというと…。

2016年にロンドン市内の一部の地下鉄路線でスタートした、週末の深夜運行サービスを表しています。

英語の俗語では夜型人間のことを「ナイトオウル(Night owl)」と表現します。

・赤ちゃん乗車中!

地下鉄の駅でもらえる妊婦さんがつけるバッヂ地下鉄シンボルマークとともに、「Baby on board!(赤ちゃん乗車中!)」の文字。

しゃれが効いたユニークな妊婦マークですね。

・ボール遊び禁止

イギリスでボール遊びといえば、もちろん。

・魔女はこちら?

とんがり帽子に突き出た鼻と顎、ほうきにまたがり空を飛ぶ魔女の姿を、見事にシルエットで表したこちらの標識があるのは、イングランド西北部に位置する「ランカシャー(Lancashire)」。

ハリー・ポッターの観光案内の看板というわけではありません。
実はこの地は、今から400年以上前の1612年、魔女の汚名を着せられた12人の被告のうち、10人が絞首刑に処されるという、イギリス史上最も有名な魔女裁判「ペンドル魔女裁判Pendle Witch Trial)」が行われた場所なのです。

裁判が行われた「ランカスター城(Lancaster Castle)」があるランカシャーの中心都市「ランカスター(Lancaster)」と、魔女とされた人たちが住んでいたランカシャー東部のペンドル一帯には、その史跡を案内する看板が多く設置されています。

自分の住む街では見かけないようなユニークな標識を見つけることも、旅の小さな楽しみのひとつにしてみてはいかが?

お国柄が出る!? イギリスで見つけたユニーク標識、Part2