マルセイユがボカ・ジュニアーズに所属するアルゼンチン代表FWダリオ・ベネデット(29)の獲得に迫っているようだ。同選手の代理人がアルゼンチン『FOX Sports』で個人間合意を認めた。

イタリア代表FWマリオ・バロテッリの退団によって新たなエースストライカーの獲得が今夏の最優先事項となっているマルセイユ

新シーズンからアンドレ・ビラス=ボアス氏を新指揮官に迎えるクラブが、バロテッリの後釜にリストアップしたのはアルゼンチン代表FWのようだ。

ベネデットの代理人を務めるクリスティアン・ブラガルニク氏は、『FOX Sports』の取材に対して、「我々はベネデットの移籍に関してマルセイユと合意に至った」と、個人間合意に至ったことを認めた。

また、イタリア『gianlucadimarzio.com』は、マルセイユとボカ・ジュニアーズが1600万ユーロ(約19億4000万円)程度の金額で合意に近づいていることを伝えており、移籍成立は間近に迫っているようだ。

母国のアルセナルでプロデビューを飾ったベネデットは、2013年から2016年までプレーしたメキシコの地でブレイク。ティフアナ、クラブ・アメリカのエースストライカーとして活躍すると、2016年にはアルゼンチン屈指の名門に加入。在籍3年間で公式戦63試合に出場し、39ゴール11アシストを記録するなどエースストライカーとしてリーグ連覇に貢献すると共に、2017年にはアルゼンチン年間最優秀選手賞を受賞している。

また、2017年にデビューを飾ったアルゼンチン代表ではここまで5キャップを記録している。

175cmと上背はないものの、両足から繰り出される正確且つ強力なシュートに加え、相手DFを翻弄する仕掛けに利他的な精神も併せ持つ万能型のアタッカーは、初挑戦のヨーロッパでも大きな活躍が期待されるところだ。

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