FC東京は17日、ヴィッセル神戸のMF三田啓貴(28)が完全移籍で加入することを発表した。2015年以来の復帰となる。

三田FC東京の下部組織出身で、U-15深川からU-18へと昇格。トップチームには昇格できず、明治大学へと進学すると、2012年にFC東京の特別指定選手となり、2013年に正式に入団した。

特別指定選手時代にJ1デビューを果たすと、3シーズンでJ1通算59試合に出場し5ゴールを記録。2016年はベガルタ仙台へ期限付き移籍すると、2016年に完全移籍していた。

仙台では2シーズンでJ1通算64試合に出場し9ゴールを記録。チームの中心として活躍すると、2018年に神戸へと完全移籍する。

神戸では1年目こそJ1で32試合に出場し6ゴールを記録したものの、アンドレス・イニエスタなどの補強や監督交代が相次いだ結果、今シーズンは開幕から出場を続けていたものの、uトルステン・フィンク監督就任後は出場できず。ここまでJ1で15試合の出場にとどまり1ゴールを記録。YBCルヴァンカップでも5試合、天皇杯でも1試合の出場となっていた。三田はクラブを通じてコメントしている。

FC東京
「東京のファン・サポーターのみなさん、この度、東京に復帰することになりました。僕の心の中にはずっと青赤の血が流れていたし、いつかはチームに戻って力になりたいと思っていました。この夏、それが実現することになりました」

「東京のために全力で戦います。この3年半、他のクラブで経験したものを還元できるように頑張ります。成長した姿を見てください。"東京のタマ"をよろしくお願いします」

ヴィッセル神戸
「このたび、アカデミーで育ってきたFC東京に復帰することが決まりました。ヴィッセル神戸にいた1年半は色々な事があり、全てが新鮮で普通では出来ないような経験をさせていただきました

「このタイミングでの移籍は相当悩みましたが、自分の将来や状況を考えて決断しました。三木谷会長をはじめ、三浦スポーツダイレクター、スタッフやチームメイトの皆さま、そして何よりヴィッセル神戸のサポーターには感謝しかありません」

「僕の大好きだった三田啓貴のチャントは一生心の中に残り続けます。本当にありがとうございました

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