webサイト「ザテレビジョン」では、7月16日の「視聴熱(※)」ドラマ デイリーランキングを発表した。

【画像を見る】7月16日の「視聴熱」ドラマ デイリーランキングTOP3

1位「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」(NHK総合)6908pt

蝦夷地と呼ばれていた北の大地を幕末に調査し、“北海道”の命名者となった男の人生をドラマ化。明治2(1869)年に命名されてから150年を記念し、北海道で6月に先行放送されたのに続き、7月15日に全国放送となった。松本潤が主演し、脚本を大石静が担当した。

海外列強から開国を迫られ、未曾有の危機にあった江戸幕府。武四郎(松本)は蝦夷地をロシアから守らなければならないと決意し、調査を始める。そして、武四郎は調査の案内を務めてくれたアイヌの人々との出会いから、その文化の豊かさや人々のやさしさに共感していくが、やがて蝦夷地を経営している松前藩のアイヌへの搾取略奪の実態を目の当たりにするようになる。

美しく気高いアイヌの女性・リセ(深田恭子)との出会い、松前藩からの妨害工作、さらには命を狙われるといったなかで奮闘した武四郎を松本が力強く演じた。

放送時間85分に熱き思いのドラマが凝縮されていたが、アイヌの文化についての学びも多く、ワンクールでの放送や大河ドラマで「じっくり見たかった」という感想も上がる反響を呼んだ。

また、16日からはNHKオンデマンドでの配信がスタートした。

2位「TWO WEEKS」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)5113pt

三浦春馬主演の“火9”ドラマが7月16日にスタート。三浦は主題歌「Fight for your heart」も担当しており、歌のうまさも話題になっている。

人生に希望を持たず、毎日をただ刹那的に過ごしている結城(三浦)の前に、ある出来事により一方的に別れをつげたすみれ(比嘉愛未)が現れる。そして、結城との娘を産んでいたこと、8歳になるその娘・はな(稲垣来泉)が白血病であることを告げる。

結城はドナー候補として検査のために訪れた病院で初めてはなに出会い、父親としてのいとおしさを覚える。さらに、幸運にもドナーに適合したことで、再び自分が生きる意味を見いだす。

一方、楓(芳根京子)は、父親を死に追いやった8年前の事件の黒幕に復讐するため、検事の道に進んだ現在も、独自に捜査を進めていた。

そんな中、楓のスパイとして黒幕に迫った協力者が殺され、その遺体発見現場にいた結城は逮捕され、殺人のぬれぎぬを着せられてしまうが、手術を2週間後に控えているはなの命を救うため、決死の逃亡に身を投じる、という展開だった。

「生きる価値なんてない、無意味な人生」と思っていた結城。最初のやさぐれた雰囲気から、娘のために逃亡を決意するまでを、1話の中で三浦が見事に表現した。

3位「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15、NHK総合)3741pt

7月16日に第92話が放送された。なつ(広瀬すず)は、風車で働き始めた夕見子(福地桃子)から駆け落ちの相手、高山(須藤蓮)を紹介される。なつたちは高山と会話しようと試みるが、警戒心が強く、なかなか打ち解けられない。

翌朝、なつが出社すると、下山(川島明)が原画を手伝うと聞かされる。下山は、仲(井浦新)と坂場(中川大志)の対立が原因だと明かす。

クセのある高山の登場に視聴者が少々ざわついていたが、後半ではさらなる驚きが。なつは仲と対立したことを坂場に問う。坂場は仲の絵を認めつつ、子供のころに空襲にあった経験のある自分たちが、仲たちと違うものを作るのは「使命」であると語る。

そして、坂場は「僕はもっとあなたには仲さんたちとは違うアニメーターになってもらいたい」「世界の表も裏も描けるような、現実を超えた現実を見せられる、それを丸ごと、子どもたちに体験させることのできるようなアニメーターです」と言い、続けて「一緒に作ってほしいんです」「一生をかけても、あなたと作りたいんです」と告げた。

なつの亡くなった本当の父という設定で内村光良が担当する“語り”では「なつよ、古い人間の私は腰が抜けたぞ」と言ったが、SNSでも「私も腰が抜けたぞ」「まるでプロポーズ!」と騒然となった。

webサイト「ザテレビジョン」の「視聴熱」ページでは、4~10位のランキングやバラエティーランキング、またウィークリーランキングも発表している。

※SNSや独自調査を集計した、今熱い番組を計る新指標(ザテレビジョン

三浦春馬主演の“火9”ドラマ「TWO WEEKS」が2位にランクイン