祇園祭に賑わう京都で、14日、全国から集まった法輪功学習者が中国共産党による法輪功学習者への迫害の停止を訴えるパレードを行った。

法輪功」(ファールンゴン)は、1992年、中国で李洪志氏により伝えだされた伝統的気功修煉法で、その高い病気治療と健康保持の効果が口コミで広まり、中国国内で短期間のうちに1億人近くにまで愛好者を増やした。その爆発的な人気に嫉妬と恐怖を覚えた江沢民元国家主席は1999年7月20日法輪功迫害を開始した。

法輪功迫害が始まってから20年、中国共産党は一貫して法輪功を誹謗中傷し、中国国内及び世界各国に対して法輪功を誹謗中傷するプロパガンダを展開してきた。

同時に学習者に対して徹底的な弾圧を行い、拘束し凄惨極まる暴行を加え、4326人(2019年7月現在)が迫害死した。また彼らは「臓器狩り」と呼ばれる移植臓器を目的とした強制臓器摘出の主要な対象となっており、犠牲者は当局が発表する移植件数をはるかにこえる膨大な数に及ぶことが指摘されている。

そんな中、全世界の法輪功学習者たちは、各国々で議員及び政府関係者などへの法輪功弾圧の実態説明、署名活動、そして今回のパレードのような活動を通して中国共産党の人権侵害の真実を伝え市民に支援を呼びかけている。

許しがたい人権侵害であると同時に私たちの良心の問題

パレードは学習者からなる天国楽団を演奏を先導に三条御池から八坂神社へと祇園祭で賑わう京都市街を進行し、街ゆく人々の注目を集めた。

パレードの先頭を歩く天国楽団(大紀元/Niubin)

今回の京都パレードでは広島県議会議員の石橋林太郎氏は送られたメッセージの中で「私達は声を上げ続けなくてはならない、なぜなら臓器移植の問題は殺人であり許しがたい人権侵害であると同時に私たちの良心の問題であるからです」と語った。

学習者の草の根の活動は中国共産党の人権侵害を暴露し続けている。

 

法輪功 病気とストレスからの開放

山本純子さん(大紀元/Niubin)

「腰から下が動かず自分の足でないような感じでした。病院に行っても原因が分かりませんでした」

歩けはするものの下半身の無力感に10年以上、長い間悩まされていた山本純子さん。整形外科に通い筋肉運動を教えてもらったりしたが目に見えた改善はなかった。

法輪功を紹介され功法を煉ってみるとエネルギーを感じ、身体の状態が徐々に改善するのが実感できたという。4年たった今ではもうほとんど無力感はなくなり、自分の意志でしっかりと足を動かせる喜びを感じている。

今まではストレスを作りやすい性格で神経質で気も短かったという山本さんは、これまで自己中心的な考え方だったのが、法輪功の修煉をはじめてからは他人のことを考えられるようになり、また修煉によって他人を許せることが大切なことだと分かってきたと語る。

尾崎操緒さん(大紀元/Niubin)

仕事がものすごく忙しく職場と家を往復するだけの毎日だったという尾崎操緒さん。身体中にストレスなのか突然原因不明のブツブツができて8年位悩んでいた。ネットで調べているうち東洋医学がよいと思い鍼灸の病院へ通った。そこで法輪功を紹介されやってみたら、症状が改善され、気持ちが楽になったという。

「以前はストレスもすごく感じていましたが、法輪功を始めてからは感じていたストレスも違った捉え方ができるようになった。」

尾崎さんは法輪功の主要書籍である『転法輪』を読み、道理を理解し修煉を始めてみると、病気への向き合い方も変わり精神的にも強くなったと感じている。精神的につらい人にはぜひ『転法輪』を読んで、法輪功の素晴らしさを実感してほしいと語った。

(大道修)

 

(大紀元/Niubin)