俳優の浅野忠信と歌手のCharaの長女で、モデルや女優として活動するSUMIREが、10月からスタートするWOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』(WOWOW/毎週日曜22時30分)に出演することが分かった。本作が連続ドラマ初出演となるSUMIREは、古川雄輝演じる主人公に密かに想いを寄せる隣人女性を演じる。

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 本作は、作家・麻見和史の人気警察小説シリーズ『警視庁殺人分析班』を映像化したWOWOWのドラマシリーズ『石の繭』(2015)、『水晶の鼓動』(2016)のスピンオフドラマ。捜査一課の刑事・如月塔子(木村文乃)が、さまざまな猟奇殺人事件に立ち向かう姿を描いた同シリーズでアイコン的キャラクターとして人気を博した八木沼雅人(古川)を主人公に、ドラマオリジナルのストーリーが描かれる。

 モルタルで体を固めて殺す、という手口で衝撃を与えた殺人鬼トレミー”こと八木沼雅人。6歳の時に母親とともに誘拐され、拭い去ることのできない暗い過去を背負った八木沼は、シリーズ1作目『石の繭』で塔子らを脅かし、2作目『水晶の鼓動』では塔子ら警察のピンチを救う。本作は、『石の繭』で起こった事件の直前にスポットを当て、ある殺人事件をきっかけに、野木直哉と名前を変えた八木沼が殺人鬼トレミーへと変貌を遂げる姿が描かれる。

 SUMIREは野木直哉が住む部屋の隣人・浅田吉佳(23)を演じる。吉佳は、野木と名前を改める前の八木沼が、静岡で中学時代を送っていた時の同級生。成年となった2人が偶然にも川崎の同じアパートに住んでいることが発覚し、物語が展開していく。吉佳は、野木へ密かに想いを寄せ、人と付き合うのが苦手だった2人だからこそ通じ合う何かが生まれる。野木が、どこか心の底で如月塔子に救いを求めていたように、本作では吉佳が、野木のいる暗い闇に差す一縷の光となる。危ういバランスで2人の気持ちが揺れ動くさまも見どころだ。

 SUMIREは本作への出演オファーを振り返り「初めは驚きもありつつ嬉しかったです。新しいSUMIREを見せられると思いとても意気込みを感じました」と喜びのコメント。脚本について「事件の展開が早いだけでなく、人間それぞれの奥底にある感情が繊細に描かれているなと思いました。また、吉佳と野木の寄り添いあっていく人間味のあるシーンもあって見所がたくさんあると思いました」と感想を語り、「新たにちょっとしたアクションにも挑戦していますので皆様に楽しんでいただければと思います!」とメッセージを寄せている。

 WOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』(全5話/第1話無料放送)はWOWOWプライムにて10月6日より毎週日曜22時30分放送。

ドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』に出演するSUMIRE(C)WOWOW