ジュビロ磐田は17日、ガンバ大阪から元日本代表MF今野泰幸(36)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号「2」に決定している

2001年にコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)でプロキャリアをスタートさせた今野は、FC東京を経て2012年からG大阪プレー。2014年にはクラブの3冠に貢献するなど主力として活躍してきたが、ここ近年はケガに悩まされ、今シーズンはここまで明治安田生命J1リーグ10試合の出場に留まっていた。

今野は今回の移籍に際して両クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

ジュビロ磐田
「夏に移籍するのは初めての経験ですが、早くチームに溶け込むように努力して、すぐにでもチームの力になれるように、そしてジュビロの目標達成に貢献できるように全力を尽くしたいと思います。これからよろしくお願いします」

ガンバ大阪
「夏のタイミングで移籍する事は考えてはいませんでしたが、ジュビロからオファーをいただいて、流れに身を任せたらあっという間に移籍することになりました。シーズン最後までみんなと戦いたかった気持ちはものすごくあったし、迷惑をかけてしまうので本当に悔しいし、チームメイトのみんなと別れるのは寂しいですが、でも、プロの世界なのでこういうことはあると思って、なんとか切り替えて、ジュビロ磐田で活躍できるように頑張りたいと思います」

「サポーターの皆さんには、今年なかなか自分の良いパフォーマンスをお見せすることができなくて、残念に思っています。最後のお別れもできなかったですが、ずっと応援してくれたことは一生忘れません。本当に7年半、いつも応援してくれてありがとうございました」

シーズンを通してフル稼働は臨めないものの、日本代表として93キャップで4ゴールを誇る百戦錬磨のベテランMFは、センターバック、ボランチと複数ポジションでプレー可能となっており、残留を争う磐田にとって大きな戦力となりそうだ。

なお磐田は現在、J1リーグ4勝5分け10敗でJ1参入プレーオフ出場圏内の16位に位置。20日に行われる次節では浦和レッズをホームに迎え、今季初のリーグ戦連勝を目指す。

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