一時はリードも終盤に同点、逆転 勝利を呼び込むために作りたかった流れの重要性

 第43回日米大学野球選手権大会(全日本大学野球連盟、読売新聞社主催)の第2戦が17日、愛媛・今治市営球場で行われ、侍ジャパン大学日本代表が米国大学代表を2-3でサヨナラ負けを喫した。対戦成績は1勝1敗となった。

 2-2の同点の9回裏。日本代表の生田監督はクローザーの伊藤大海(苫小牧駒大)をマウンドに送った。伊藤は先頭打者・バーレンソンに対し、2ボールから投げたストレートを右翼席へ運ばれ、試合に終止符が打たれた。7回までリードしていたが、終盤に同点、逆転……。悔しい敗戦となった。

 先発の早川隆久投手(早大)が5回1失点と好投。1点を追う5回2死二塁の好機から、スタメンに起用した児玉亮涼内野手(九州産業大)が右翼へ同点適時三塁打で期待に応えた。児玉は相手の暴投で生還し、この回2得点し、一時は勝ち越しに成功。あとは第1戦でも見せた強力リリーフ陣で封じていくプランだった。

 しかし、思うようにはいかなかった。生田監督は「野球は流れのスポーツ。(サヨナラ負けは)必然的になった」と振り返る。

 流れが変わるポイントはあった。1点リードをした8回1死。3番・マーティンを打ち取ったように見えたが、米国審判のジャッジは捕手の打撃妨害。スイングしたバットがミットに当たったという。捕手の海野隆司(東海大)も驚いた様子。バッター自身がアウトになりベンチに戻ろうとしていた。当たっていないのではないか――。日本ベンチは抗議した。しかし、判定は変わらず、試合は続行。嫌な流れが漂う中、米国に連打を浴び、同点に追いつかれてしまった。

 微妙な判定から傾いた流れ。しかし、指揮官は「こういう接戦は想定していたし、ジャッジに関しても、いろいろな想定はしていた。これが日米野球」と審判に対しての恨み節は一切なし。だからこそ、次のイニングで嫌な流れを断ち切って、勝利への流れを呼び込みたかった。

 8回先頭で柳町達内野手(慶大)が左翼線へ二塁打を放ち、大きなチャンスを作った。しかし、続く篠原涼内野手(筑波大)が見慣れない動くボールに3バント失敗。後続も倒れ、得点圏の走者を生かせなかった。攻撃の流れをつかめなかった。

 総合的に試合を振り返り、生田監督は「野手も含め、エラーやミスが目立ったのが敗因につながった。第3戦に向けて調整したいと思います」と1つ1つの細かいプレーの徹底をしていくことを課題に挙げた。

 第3戦は18日、山口・岩国市の絆スタジアムで行われる。(楢崎豊 / Yutaka Narasaki

サヨナラ負けを喫した侍ジャパン大学代表【写真:Getty Images】