■「実写ではなく、あえて往年のハリウッド映画のドライブシーンによく見られるような合成映像で構成されています」(クレイジーケンバンド・横山剣)

【動画】「Tampopo」MV

クレイジーケンバンドの新曲「Tampopo」が、YouTubeで公開された。
Tampopo」は、8月7日にリリースされるニューアルバム『PACIFIC』のリード曲。

地元・横浜ベイエリアを中心に撮影したミュージックビデオは、港街のリアルとファンタジーを行き来する、どこかノスタルジーを感じさせる作品となっている。

太陽がけだるい午後の横浜産業道路や埠頭のコンテナ群が、港ヨコハマの喧騒を写実的に切り取り、クレジットを前後に挿入した映像構成は、まるで一本の映画を観ているよう。

また本作では、往年のハリウッド映画のドライブシーンに多く見られた合成手法を再現。より映画の雰囲気を意識した映像が楽しめる。

■横山剣 コメント
今回のアルバムテーマは港街。ま、最初からそう決めてたわけではなく、片っ端から楽曲を録音してって、ある程度、揃った時点で、後出しジャンケンみたいな感じでテーマの設定をするんですが、そういう意味では、今回、MVを制作した「Tampopo」はアルバム中、最もシンボリックな楽曲であると思われます。
で、アルバムのテーマや楽曲の世界に基づいて、横浜の港湾地区を中心にイタリア1968年ランチア・フルビア・クーペ(※)ってクルマで幻と現実の間をドライブするという設定で制作したのですが、実写ではなく、あえて往年のハリウッド映画のドライブシーンによく見られるような合成映像で構成されています。コンテナを積んだトレーラーが行き交う、真夏の真昼の産業道路周辺の眩しく哀しく儚くやるせない空気感や、逆光線、心象風景を映し出したいという想いがあったからです。
ま、言葉ではうまく言えませんが、観ていただければわかると思います。よろしくどうぞ! イイネ! イイネ! イイネ

ランチア・フルビア・クーペ
イタリアランチア1963年から76年まで製造・販売し、フィアットの傘下になる前の純血のランチアデザインの車。71年にはワークスチーム「HF スクアドラ・コルセ」の手に委ねられて、ヨーロッパチャンピオンを獲得。エンブレムの形状をかたどったイグニッションキーや上質なシートデザインやメーターパネルに使用されているウッドの質感などは流石にランチアならでは。現在でも宝石のカットのようなボディデザインと、軽快なエンジンレスポンスで多くのモーターファンを魅了している。



リリース情報
2019.08.07 ON SALE
ALBUM『PACIFIC』

Tampopo」MV
https://youtu.be/LUQS6oIS0GQ

クレイジーケンバンド OFFICIAL WEBSITE
http://www.crazykenband.com/
(M-ON! MUSIC NEWS)
掲載:M-ON! Press