自動車は実に多くの部品が組み合わさってできた乗り物であり、エンジンやトランスミッション、ステアリングなど、あらゆる部品がその安全性や走行性能に影響をもたらす。そしてまた、自動車本体と組み合わせて使用するタイヤも、自動車の走りを大きく左右するパーツの1つなのだ。中国メディア・東方網は16日、世界の大手タイヤメーカーランキングのトップ10に、日本資本の企業が3つも入っているとする記事を掲載した。

 記事は、「タイヤは自動車を使った生活では欠かせない製品だ。一見取るに足らないもののように見えるが、実はその製造に求められる技術力は決して精密機械分野に引けを取らないのである」としたうえで、世界で売れている大手タイヤメーカーのランキングを紹介している。

 ランキングは1位から順に、ブリヂストンミシュラン、グッドイヤー、コンチネンタル、ダンロップ、ピレリハンコックヨコハマ、台湾メーカーの正新、中国大陸メーカーの中策となっている。記事はこのうち1位ブリヂストン、5位ダンロップ、8位ヨコハマという3メーカーが日本資本だと伝えた。

 ブリヂストンが首位に立っていることについて記事は「日系車の世界での販売台数が非常に多いことを考えれば、それに付随するタイヤメーカーが強いというのも決して意外なことではない」と解説した。

 また、5位のダンロップについては、元は英国のブランドであるものの、現在は日本の資本になっていると説明。おもにSUVに用いられ、良好な操作性とともに地面をつかむ力に優れた溝の設計が特徴的だと説明している。

 さらに、8位のヨコハマについては、欧州でも高い知名度を誇っており、ポルシェなどの欧州メーカー車にもよく用いられているとしたほか、積極的にカーレースのスポンサーとなっていることもブランドの注目を高める大きな要因の1つになっていると紹介。耐摩耗性と操作性が最大の特徴であると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

自動車本体だけでなく・・・タイヤ企業トップ10でも日本勢が上位に並んでいる!