おでかけ気分の上がる夏がやってくる!今回は、カルスト台地ならではの光景が特徴の平尾台へ。地底に広がる鍾乳洞は、約16℃と年間を通じて温度が一定で、夏でもひんやり快適だ。童心に戻って探検したあとは、定番スポットや穴場で涼を感じよう。

【写真を見る】「天ぷらそば」(1300円)。旬の食材を使用した天ぷらが6、7品付く / 平尾台蕎麦処 えん

■ “天然のエアコン”で涼みながら太古の世界をアドベンチャー!「千仏鍾乳洞」

全長が数千mに達するといわれ、900m地点までは照明を設置。かろうじて通れるほどの幅しかない“奥の細道”や水温約14℃の川の中を進むなど、随所で冒険心がくすぐられる。国の天然記念物に指定。

[千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)] 北九州市小倉南区平尾台3-2-1 / 093-451-0368 / 9:00〜17:00、土曜・日曜・祝日〜18:00 / 無休 / 大人800円、高校生600円、中学生500円、小学生400円、未就学児無料 / 予約不要 ※ハーフパンツ要持参 、サンダルレンタル(無料)は数に限りあり

■ 大自然に囲まれた山小屋で本格手打ちそばを堪能「平尾台蕎麦処 えん」

10年にそば愛好家4人が集まってスタート。現在は、そのうちの1人である山縣(やまがた)さんが店を切り盛りする。「天ぷらそば」(1300円)など風味豊かな十割そばは、細めで喉越し抜群。12:00~13:00は、待ち時間が発生する場合あり。

[平尾台蕎麦処 えん] 北九州市小倉南区平尾台2-8-7 / 093-452-0354 / 11:00〜15:00※売り切れ次第終了、営業は4月の第1日曜日〜11月の第2日曜の日曜のみ

■ 鍾乳洞を探検したあとは名物のまんじゅうでひと休み「せんぶつ茶屋」

千仏鍾乳洞の入口にあり、入洞前後の休憩に最適。名物の「カルストまんじゅう」(100円、10個以上は1個90円)は、ふわふわの生地の中にサツマイモのあんがたっぷり。軽食も評判で、9月までの限定で「ソーメン」(500円)が登場。

[せんぶつ茶屋] 北九州市小倉南区平尾台3-2-1 / 093-451-0368 / 9:00〜17:00(LO16:00)、土曜・日曜・祝日〜18:00(LO17:00) / 無休

■ 開いていたらラッキーな超穴場!自然派ドリンクで元気を補給「ひつじcafé」

静かな山道沿いにたたずむ穴場スポット。15種類のスパイスをブレンドしたカレー(1200円)と、旬の食材で作る「シロップソーダ」(650円)が名物だ。営業は月に1、2度だけで、決まり次第SNSで告知される。

[ひつじcafé] 北九州市小倉南区平尾台2-1-20 / 093-982-4419(Hug平尾台プロジェクト) / 11:30〜14:30(LO)※営業は月に1、2度の不定期

■ 目の前に広がる雄大な自然 !遊んで学んで夏の思い出作り「平尾台自然の郷」

広い園内で、草ソリをはじめ工作、キャンプなどを楽しめる体験型公園。夏はブルーベリー摘み取り体験(7月6日(土) 〜9月1日(日)の木曜〜日曜)、ペルセウス座流星群観賞会(8月12日(祝)19:00~22:00)など、楽しみがいっぱい。

[平尾台自然の郷] 北九州市小倉南区平尾台1-1-1 / 093-452-2715 / 9:00〜17:00(3〜11月)、7月20日(土) 〜8月25日(日) の土曜・日曜・祝日・お盆は〜18:00 / 火曜休み / 入園無料 (九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)

長い年月を経てできた自然の洞窟は外の暑さが嘘みたいにひんやり! / 千仏鍾乳洞