2年契約を残すモドリッチ本人も残留を希望

 レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチの獲得について、多くのクラブが興味を示している。最新の情報では、イタリアセリエAACミランが獲得の可能性について、レアルに打診したようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 同紙によると、2018年のバロンドール受賞者はレアル退団を考えていないという。それでも今夏、インテルに続き、同じミラノを本拠ととするミランからも獲得の打診がきたようだ。

 2012年にレアルに加入し、背番号10を背負っているモドリッチは、現在33歳。レアルとの契約は2年を残している。2018-19シーズンは無冠に終わったチームとともに難しい時期を過ごしたが、シーズン途中に復帰したジネディーヌ・ジダン監督の下で、本来のパフォーマンスを取り戻したい考えだ。

 今夏、リヨンからフランス代表DFフェルラン・メンディ、フランクフルトからセルビア代表FWルカ・ヨビッチチェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールらを次々と補強しているレアルは、さらにマンチェスター・ユナイテッドからフランス代表MFポール・ポグバを引き抜くなどとも伝えられている。ファイナンシャル・フェアプレー違反とならないためにも、現在保有している選手を数名、放出しなければならない状況だ。

 記事では、ジダン監督もモドリッチの残留を望んでおり、レアルは何人かの選手についてオファーに耳を傾けているが、クロアチア人MFはそこに入っていないと結んでいる。ウェールズ代表FWギャレス・ベイルコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの放出が報じられているが、モドリッチは今シーズンも白い巨人の10番を背負うことになりそうだ。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードMFモドリッチ【写真:Getty Images】