フィオレンティーナが昨季限りでトッテナムを退団した元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテ(34)の獲得に関心を示しているようだ。イタリア『gianlucadimarzio.com』が伝えている。

昨シーズン、16位で薄氷のセリエA残留となったフィオレンティーナは、チーム得点王がMFマルコ・ベナッシの7ゴールと得点力不足に悩まされた。新シーズンに向けては昨季大不振に陥ったFWジヨバンニ・シメオネの復活を促すと共に、新たな攻撃オプションの確立が課題に挙げられている。

そのフィオレンティーナが目を付けているのが、昨シーズン限りでトッテナムを退団したジョレンテのようだ。

『gianlucadimarzio.com』が伝えるところによれば、ジョレンテ獲得に強い関心を示す同クラブはすでに最初のコンタクトを図っていたようだ。

ただ、ジョレンテに関しては古巣のアスレティック・ビルバオなど母国スペイン方面からのオファーに加え、トッテナムが再契約のオファーを出しているとも伝えられており、交渉難航が予想されている。

これまでビルバオ、ユベントスセビージャスウォンジーと国内外のクラブを渡り歩いてきたジョレンテは、2017年夏にトッテナムに加入。在籍2年間で公式戦66試合13ゴールと思ったような数字を残せていなかった。

しかし、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメントに入ってドルトムント戦、マンチェスター・シティ戦での貴重なゴール、奇跡の逆転突破に導いた準決勝アヤックス戦での好パフォーマンスなどシーズン終盤に存在感を発揮。とりわけ、193cmの屈強な体躯を生かした抜群のポストワークは、多くの識者からの評価を集めていた。

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