菅田将暉主演による映画「アルキメデスの大戦」が、7月26日(金)に公開される。

【写真を見る】菅田将暉と10分の1スケールの戦艦大和

1930年代を舞台に戦艦大和の“壮絶な最後”を描いた本作にちなみ、戦艦大和誕生の地で、ロケ地でもある広島・呉市で“呉・凱旋(がいせん)イベント”を実施。大和ミュージアムで、トークイベントを行った。

戦艦大和の“壮絶な最後”を、圧巻のVFXで描く

本作は、第二次世界大戦数学者の視点で描いた、三田紀房による漫画「アルキメデスの大戦」(講談社)の映画化作品。

1930年代を舞台に、アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍で繰り広げられる、戦艦大和建造を巡る知略、謀略、そして“数学”を駆使した頭脳戦が展開する。

この歴史エンターテインメントを、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年ほか)シリーズなどで知られる山崎貴監督が映像化。

天才数学者・櫂直役に菅田を起用し、戦艦大和の“壮絶な最後”を圧巻のVFXでスクリーンによみがえらせた。

菅田将暉「本当に“アツい”です!」

2019年夏に呉を訪れ、映画の重要なシーンを撮影し、そして同じ地でオールアップを迎えた菅田。公開日が迫る中、撮影に協力してくれた呉市の人たちに感謝の気持ちを伝えるため、今回の凱旋が実現した。

会場の大和ミュージアムには、全長26mの「10分の1スケール大和」が展示されており、その巨大な“大和”と、呉市民を中心とした600人のゲストの前に菅田が登場。会場は大歓声に包まれ、熱烈な歓迎を受ける。

菅田は「公開まであと10日というこのタイミングで、呉でイベントをさせていただけるのは本当に“アツい”です!」とうれしそうにあいさつ。

さらに「昨年の撮影で僕たちがおじゃました時、呉の方々は本当に快く迎えてくださりました。ありがとうございました」と、現地の人たちに撮影協力への感謝を伝える。

また、現地の思い出として「呉で過ごした時間は、すてきな思い出になりました。お好み焼きも、おいしかったです。大阪人の僕がこんなこと言うのもなんですが、呉のお好み焼き、最高です!(笑)」と明かした。

イベントでは、「戦艦大和」についてあらためて教えてもらうため、大和ミュージアムの館長で、海軍史研究家の戸高一成氏との対談トークも行われた。

大和の建造に掛かった費用や大和の主砲「46cm砲」の威力、当時の日本の技術力など、館長からの話に菅田は驚きながらも真剣な表情で聞き入る。

戸高館長から「映画を見せていただき、本当に面白かったです。劇中に出てくる戦艦大和も非常によく出来ておりました」とお墨付きをもらえ、菅田は満面の笑みを浮かべていた。

■ 館長の案内で大和ミュージアムを見学

イベント後、菅田はそのまま大和ミュージアムに残り、戦艦大和の資料展示ブースを見学。沈没した大和から引き揚げられた部品や砲弾、大和の乗組員たちの残した手紙や遺書を、戸高館長の案内の元、ゆっくりと見て回った。

菅田は「情報としては知っていても、遺品を実際に見てみると、やっぱり違いますね。若い世代の人たちにとって、過去の戦争というものが離れていく中で、僕たちと年の変わらない若い兵たちの遺書や手紙に触れ、少し近くに感じられたような気がします」とコメント。

そして、「劇中にも出てくるせりふ『目で見て触れて、肌で感じる』ということの大切さを実感しました」と明かした。(ザテレビジョン

菅田将暉が、映画「アルキメデスの大戦」の“呉・凱旋イベント”に出演