子供向けの職業・社会体験施設のキッザニア東京・キッザニア甲子園に、任天堂がオフィシャルスポンサーの「ゲーム会社」パビリオンが出展。このパビリオンでは、Nintendo Laboを活用し、子供がゲームクリエイターを体験する。2019年7月16日(火)にキッザニア東京で行われたオープニングセレモニーの模様と、気になるアクティビティの内容をお届けする。

【写真】キッザニア東京「ゲーム会社」パビリオンの様子

■ 新しいゲームコントローラー「Toy-Con」開発にチャレンジ!

「ゲーム会社」パビリオンでは、Nintendo Switchのゲーム・周辺機器であるNintendo Laboを用いて、子供たちが新しいゲームコントローラー「Toy-Con」を開発する。スーパーバイザーからNintendo Switchのコントローラー「Joy-Con」の仕組みを学んだ後、段ボールでJoy-conケースを組み立てる。

通常は段ボールで作成するToy-Conだが、本アクティビティではパビリオン内に用意されたほうきやヘルメットなど、身の回りにある道具とJoy-conを組み合わせて、ジャイロセンサーを活用した新しいゲーム操作方法を考案。完成したコントローラーの名前も子供が自分で命名する。

自ら開発したオリジナルのToy-Conでテストプレイをした後は、Toy-Conとともに記念撮影。写真はゲームのパッケージに使われ、作成したパッケージは持ち帰ることができる。

内覧会では、スーパーバイザーから「ゲームクリエイターに大切なことは、自分自身が楽しみながら自由な発想をすること。楽しみながら開発した商品だからこそ、お客様を楽しませる商品ができるんです」とアドバイスを受けた子供たちが、みな真剣な表情でコントローラー制作に挑戦していた。

■ 「今までにないスタイルのパビリオンに」 オープニングセレモニー開催

「ゲーム会社」パビリオンオープンを記念したオープニングセレモニーには、キッザニアを運営するKCJ GROUP副社長の圓谷道成氏と、任天堂取締役上席執行役員の柴田聡氏が出席。圓谷氏は「身の回りにある物を使ってゲームを作るというのは画期的。自分が楽しみながら、他人も楽しめるものを考えながら作っていくことで新たな発想力を養うことができる、今までにないスタイルのパビリオンになるのではないか」と挨拶。

柴田氏はNintendo LaboのRobot Kitを装着して登壇。「ゲームクリエイトを体験する子供たちにいろいろと想像し工夫しながら開発していただいて、なによりゲームを遊ぶ皆さんが笑顔になることがうれしいと感じてもらえるような体験をこのパビリオンでしていただければ」と期待を述べた。

オープニングセレモニーでは、司会進行やテープカットの撮影もこども議会議員(キッザニアの街をより良くするために活動する子供たち)が行い、終了後には報道関係者に「ゲーム会社」パビリオンオープンの号外が配布されるなど、キッザニアならではのセレモニーとなった。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)

スーパーバイザーのアドバイスを受けながらオリジナルコントローラーでテストプレイ