アスレティック・ビルバオは18日、スペイン人DFジェライ・アルバレス(24)と2026年6月30日までの新契約を締結したことを発表した。契約解除金は7000万ユーロ(約84億7000万円)に設定されている。

13歳でビルバオの下部組織に加入したジェライは、ビルバオのサードチームにあたるCDバスコニアでプロデビュー。その後、セカンドチームのビルバオ・アスレティックを経て2016年にトップチームデビューを飾った。

高い身体能力と守備センスを武器にすぐさまセンターバックの主力に定着したジェライは、アトレティコ・マドリーバルセロナレアル・マドリーなど国内の強豪の関心を集める存在に。

しかし、2016年の年末を境に思わぬ形でキャリアが暗転する。ジェライは2016年12月に精巣ガンの摘出手術を受けて、一度は戦列に復帰しながらも、再発の疑いがあり2017年6月から化学療法での治療をスタート。その後、同年9月に化学療法の治療が完了した。

そして、ジェライは2018年2月4日に行われたリーガエスパニョーラ第22節のジローナ戦で先発フル出場し、9ケ月ぶりの戦列復帰を果たした。

2度に渡る精巣ガンを乗り越えてピッチに舞い戻った不屈の男は、昨シーズンのリーグ戦30試合に出場し、完全復活をアピールしていた。

サムネイル画像