9月1日(日)にスタートする「仮面ライダーゼロワン」(毎週日曜朝9:00-9:30、テレビ朝日系)の記者会見が行われ、高橋文哉らキャストが登壇した。

【写真を見る】高橋文哉が変身ポーズを披露

令和1作目の仮面ライダーとなる今作のテーマは「人工知能=“AI”」。高橋文哉演じるAI会社の社長となった飛電或人仮面ライダーゼロワンに変身し、人類を守るため暴走するAIロボ・ヒューマギアと戦う姿を描く。

会見には、高橋、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵中川大輔、砂川脩弥、アンジャッシュ児嶋一哉がそれぞれの役衣装で登場。

高橋は、仮面ライダー出演について「最初は正直驚きましたし、『自分が仮面ライダーになるんだ』という実感が湧かなかった。台本を読んで、読み合わせをして、徐々に実感が湧いてきました」とコメント。

■ 高橋「自分の中に何かを見付けられるような作品にしたい」

また、高橋は仮面ライダーゼロワンに変身する際のポーズを披露。「変身!」と力強いポーズを初公開し、「今日の出来は150点です(笑)。目の前が真っ白になってどうしようかと思いましたが、うれしかったです」と、満面の笑みを浮かべた。

最後に高橋が「昭和、平成と歩んできた仮面ライダー、そして令和という時代が始まっての『仮面ライダーゼロワン』。令和の最初にふさわしい仮面ライダーとして、僕をはじめ共演者の皆さん、スタッフの皆さんと力を合わせて、見ていただいた方の元気の源になったり、自分の中に何かを見付けられるような作品にしたいと思っています。全身全霊で1年間、皆さんと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」と意気込みを語った。

■ 高橋文哉(飛電或人/仮面ライダーゼロワン)コメント

飛電或人は、とにかく真っすぐで、喜怒哀楽が激しく、そして唯一ヒューマギアと人間が共存するのは素晴らしいと信じている人物です。仮面ライダーとして、そして社長として、街のみんなを救っていく物語の主人公です。皆さんに寄り添っていただけるキャラクターだと思いますので、これからよろしくお願いします。

仮面ライダー」といえば、まずはお子さまたちが見る番組というイメージが強いと思うんですが、僕は「仮面ライダーゼロワン」は、ヒューマギアが人間を変える“シンギュラリティー”というものが起きるんじゃないかという、これからの日本を照らしているんじゃないのかなと思っています。

滅亡迅雷A.I.M.S.(エイムズ)、飛電インテリジェンスという3組の間で、シンギュラリティーという言葉をすごく使います。そういう意味でも、今まで仮面ライダーシリーズを見たことのない方が「ゼロワン」を見ても、必ず面白いと思ってもらえる作品になると思っています。

或人を演じる上で、とにかくうるさい、とにかく真っすぐ、喜怒哀楽が分かりやすい、この3つの特徴を意識しました。道を歩くときに「これ或人だったらどう歩くだろう」と、ちょっと“うるさく”歩いてみたり、少しずつ或人の特徴を自分に落として役作りをしています。

岡田龍太郎(不破諫/仮面ライダーバルカン)コメント

僕が演じる不破諫という役は、A.I.M.S.という特務機関の隊長になります。A.I.M.S.はAIロボが暴走してしまったときに、そのAIロボを破壊する権限を持った特殊部隊です。

諫は市民が危機的状況に陥ったときに駆け付けて戦うヒーローで、そこは主人公の或人と共通しています。ただ、思想はAIに対しては否定派で、過激派です。同じ正義ではあるものの、対照的な面がある二人の関係性などを、1年間楽しんでいただければと思います。

子どもの頃から憧れていた仮面ライダーになれるので、諫という役に向き合えることが本当にうれしいです。僕の父がとても仮面ライダー好きで、特に昭和ライダーを見ていました。アマゾンの印象がたいへん強く「大切断」といって敵を真っ二つにするんですが、僕も小さい頃は、「大切断」と言ってトイレットペーパーを切っていました(笑)。

僕は生身のアクションが多く、大きな銃を使って敵と戦うシーンも多いんです。なので、模擬銃を買って、受け身の取り方などを練習しました。自宅で布団を敷いて、銃を持ちながらごろごろ回ったりしています(笑)。

そんなA.I.M.S.のアクションシーンも見どころになっていると思いますので、ぜひお楽しみにしてください。

■ 鶴嶋乃愛(イズ)コメント

イズはAI型の社長秘書で、或人と一緒に行動します。いつも淡々と仕事をこなすAIです。AIなので感情がないのですが、喜怒哀楽の激しい或人と行動することでどう成長するのか見守っていただけたらうれしいです。

私自身、お芝居のオーディションを受けるのは初めての経験でした。決まったときも、誕生日にサプライズで聞かせてもらったのですが、人生で一番うれしいプレゼントでした!

役作りに関しては、私自身がマイペースなタイプなので、有能なAIの秘書を意識してテキパキと動くよう気を付けています。声の出し方でも、大声を出すときに感情が出ないように一定のテンションで話すことに気を付けるようにし、監督にもアドバイスをいただいて試行錯誤しながらやっています。また、きれいな声で話したほうが人間と差が出るかなと考え、アナウンサーもお手本しています。

井桁弘恵(刃唯阿/仮面ライダーバルキリー)コメント

唯阿は諫とともに<A.I.M.S.>に所属し、暴走したヒューマギアと戦います。性格としては冷静沈着で男勝りです。仮面ライダーバルキリーとしても、唯阿としても、皆さまに格好良いと思っていただけるように、1年間一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします。

出演が決まった時は本当にびっくりして、最初は全然実感が湧かなくて…。「こんなに歴史のある素晴らしい作品に参加させてもらえるなんて、夢なのかな?」って思ったんですけど、撮影が進んでいく中で本当に光栄なことだとあらためて実感して、今はうれしい気持ちでいっぱいです。

しかも変身すると聞いて、「私が変身するんですか!?」って聞き返してしまったくらい驚きましました。女性らしく、かつ格好良い女性仮面ライダーになれるように、気を引き締めて頑張りたいという思いでいっぱいです。素晴らしい機会をいただけて、本当にうれしいです。

唯阿は行動がテキパキしていて、所作も格好良くて、銃さばきもすごくスマートで…本当に格好良い役です。銃を撃つお芝居は私自身も初めてなので、すごく難しいですけど、練習を重ねて上手になって、もっともっときれいにさばけたらいいなと思います。

唯阿はアクションシーンや銃の扱いはもちろん、行動が本当にスマートで、無駄のない動きをするんです。そこは普段から意識しています。歩くときの姿勢や、目線をぶらすことなく真っすぐ見る…というような、ちょっとした動きをすごく研究してこだわっています。

中川大輔(迅)コメント

迅は、<滅亡迅雷.net>というテロリストグループの行動係で、AIをどんどん凶暴化させる役どころです。悪役らしく怖い面もあるのですが、普段は子どもっぽい無邪気なキャラクターです。

歴代仮面ライダーの俳優さんに憧れ、仮面ライダーに出演することを目標にしてきたので、本当にうれしかったです。友達にとても仮面ライダーが好きな子がいるので、その子に早く伝えたいという気持ちが湧き上がってきました。

自分が着る衣装が、めっちゃ格好良いなぁと思いました。和テイストが入っていて、靴も左右で違うんです。正面も格好良いですけど、後ろも格好良いです。刺繍も入っていたり…。見どころがたくさんある衣装なので本編で楽しんでいただけたらと思います。

役作りでは、迅は精神年齢が5歳くらいだと聞いたので、本屋さんで発達心理学の本を買い、5歳児の心理を勉強しました。5歳はまだ他人のために何かをしてあげるという感覚がないということを学びました。

■ 砂川脩弥(滅)コメント

滅はとてもミステリアスな人物で、テロリストの司令塔です。なぜそんな悪いことをするのか、そして過去に何があったのか…。話が進むにつれて、迅との関係性もどんどん楽しくなっていくと思いますので、ぜひ<滅亡迅雷.net>にも注目していただけるとうれしいです。

出演が決まった時は、めちゃくちゃうれしかったですね! 僕が役者を志したとき、最初の目標が仮面ライダーに出演することで、その夢が今回かなったので。人って本当に喜ぶとき、飛び跳ねるんだなってことに気付きました。

僕の中で、滅はわりとクールなイメージだったんです。でも、僕自身は周りからも陽気だと言われる性格で、滅と真逆なんですよ。だから、普段の生活からクールに過ごすようにしています。今も緊張しているわけではなくて、役作りでクールにしています(笑)。

ミステリアスで、見ている人たちが「何だろう!?」と思ってくれる役にしたくて、動きをすごくゆっくりにしたり、しゃべり方も気を付けました。あと、敵の司令塔役なので、とにかく威厳を出せるように、いろんな作品の適役を見ました。

アンジャッシュ児嶋一哉(福添准)コメント

福添は社長の座を狙って、或人に対して“キーッ!”と思っている嫌な役なのですが、人間味あふれる男でもあるので、皆さんに愛されるキャラクターになれたらいいなと思っています。

出演が決まった時は、やっぱりびっくりしました。まさか自分に仮面ライダーのオファーが来るなんて思ってもいなかったので…! でも、よくよく考えたら仮面ライダーは子どもたちが見ている番組なので、15年後、20年後、30年後、見ていた子どもたちの中からディレクターさんやプロデューサーさんが出てくるわけじゃないですか! だから、これはちょっと頑張っておこうかなと思いました(笑)。

それに、“仮面ライダーに1年間出演した”というのはすごい肩書ですから、これからバンバンテレビで言っていきます! 実は、解禁前にいろいろな芸人さんに話しちゃったんですよね。みんなが「ライダー役なの?」と聞いてくるので、「そんなわけねぇだろ!」と返すやりとりが、すでに出来上がっています。たぶん、これからそれをテレビでやっていくと思います(笑)。

僕も役作りをしようかと思ったのですが、けっこうドジな役で悔しがったり、大声を出したりもするので、普段バラエティーに出ている自分と変わらないな、このままいけるなと思って…。結構、素のままですね…つまり、僕です(笑)。(ザテレビジョン

児嶋一哉、井桁弘恵、岡田龍太郎、高橋文哉、鶴嶋乃愛、中川大輔、砂川脩弥(写真左から)が会見に登壇