SOOTH株式会社は、VRを活用した視線追跡(アイトラッキング)データの取得や分析ができるソリューション「視線カウンター」を開発しました。視線データから画面のどの要素に視線が滞在したかを集計して「視線スコア」を提示するソリューションです。同社は本ソリューションを動画クリエイティブ(広告動画の内容)の改善支援に活用していくとしています。

ユーザーの視線と脳波を合わせた分析も可能

「視線カウンター」では、ユーザーがVR上で動画を視聴し、動画の映像を領域区分して視線の滞在箇所を抽出することで、ユーザーの視線を集計してスコア化します。また、脳波を処理して興味関心を可視化・集計した「ニューロスコア」と「視線スコア」をかけ合わせた分析も可能としています。両スコアをタイムラインに並べることで、人が強く反応したタイミングを抽出し、その画面の何が視聴者の興味関心を引いたかを特定するといったことも可能とのこと。

なお、今回SOOTHが開発した「視線カウンター」は、トランスコスモス株式会社と共同で開発した動画広告の演出を最適化する技術「GAZE HACK(ゲイズハック)」に採用されています。GAZE HACKでは、動画広告視聴時のユーザーの視線を分析することで、ユーザーの関心の強い動画広告の構成要素を特定し、広告効果の向上を図るとしています。

(参考)SOOTH株式会社 プレスリリース