現地時間17日に取材対応 記者会見室には約50人の記者が大挙

 スペインの名門バルセロナと4年契約を結んだ日本代表MF安部裕葵は、現地時間17日にバルサBでの記者会見を実施。記者が大挙し、スペイン紙「スポルト」は「安部裕葵がメディアブームを引き起こす」と伝えている。

 安部は2017年瀬戸内高から鹿島へ加入すると、翌18年にはリーグ戦22試合2得点でJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。また同年、クラブワールドカップ準決勝ではスペインの名門レアル・マドリードと対戦した。今年6月のコパ・アメリカ南米選手権)では日本代表に初選出され、グループリーグ初戦のチリ戦(0-4)で途中出場を果たして代表デビューすると、強豪ウルグアイ戦(2-2)では初先発を飾るなど全3試合で起用された。

 バルセロナとのクラブ間基本合意が12日に鹿島から発表され、15日に正式契約。公式サイトでは「鹿島アントラーズの20歳、安部裕葵がクラブと4年間の契約を結んだ。バルサBの選手である間は(契約破棄金は)4000万ユーロ(約48億円)、トップチームに所属する場合は1億ユーロ(約121億円)に設定された」と発表されていた。

 すでにバルサBに合流していた安部だが、17日には午前と午後の2部練習の合間に初のメディア対応を実施。バルセロナ贔屓で知られるスペイン紙「スポルト」は、動画付きでその模様を伝えているが、記者数は約50人に上り、記者会見部屋は満員になったという。記事では、「安部裕葵がバルサBで“メディアブーム”を引き起こす」と報じている。

 バルサと契約以降の生活について問われた安部は、「周りの反応を含めて、このチームの大きさだったり、偉大さを感じることができます」と回答。その堂々たる振る舞いに、「安部はすでにメディアと話すことに慣れていて、まったく怖がっている印象はない」と一目置いている。

レアルに加入した久保建英とも連絡「なんでも聞いています」

 また会見では、バルセロナの下部組織出身で、ライバルクラブであるレアル・マドリードと契約した日本代表MF久保建英に関する質問も飛ぶと、「代表になる前からプライベートでもすごく仲がいいですし、今でも連絡を取る。サッカーに限らずプライベートなことも話すのでなんでも聞いています」と返しており、同じスペインで戦う者同士、情報交換を行っているようだ。

「(どのくらいの期間でトップチームに行くことを考えているか?)期待されているのは感じているし、スタッフからもそういう思いは聞いています。時期は問わず、早ければ早いほどいい。焦りながらも落ち着いた気持ちで、両方持ちながらやりたい」

 記事によれば、午前練習で選手と接触して右腰付近を痛め、午後練習は回避となったが大事には至らない様子。トップチームへの道のりをいかに“早く”できるか。20歳・安部の壮大な挑戦が始まった。(Football ZONE web編集部)

初のメディア対応を行ったMF安部裕葵だが、50人以上の記者が駆けつけた【写真:Getty Images】