転職サービスdoda(デューダ)」は7月18日、全国の20~50代のビジネスパーソン1200人を対象に調査した、地方への転職についてのアンケート結果を発表した。

東京在住のミレニアル世代(20~30代)の約4割が地方への転職に興味を持っているものの、生活や地域の慣習・人との関りなどに不安を感じていることが明らかになったという。

約4割が地方転職に興味あり

近年、政府は地方創生による日本経済全体の成長力確保を目指し、本社機能を地方移転することの後押しや、地方への転職・起業者への助成金など、地方活性化を促進している。

しかし、地方から東京都への流入人数が流出人数を年間10万人以上上回るなど、東京一極集中の流れは変わっていないのが現状だ。

なぜ、地方への移住や転職が進まないのか。

同社は今年4月に実施した調査で、東京都在住の20~30代の男女800人に地方への転職に興味・関心はあるか尋ねたところ、約4割が「ある」と回答。特に、東京出身の20代男性は約半数が地方への転職に興味があると答えた。

生活費の安さや、満員電車に乗ることが減ることなどが、その理由として多かったという。

出典元:パーソルキャリアプレスリリース

出典元:パーソルキャリアプレスリリース

交通の便・馴染めるか、など不安

約4割もの東京の若者が地方への転職に興味を持っているにも関わず、地方への移住や転職が進んでいないのはなぜなのか。

地方への転職に興味・関心があると答えた20~30代に地方転職への不安を聞いたところ、最も多かったのが交通の便だった。

次いで、給料・待遇、仕事内容、友人・知人が少ないこと、娯楽の少なさが不安の上位にランクイン。地方の慣習や人付き合いに馴染めるかを不安に思っている人も2割以上いた。

出典元:パーソルキャリアプレスリリース

出典元:パーソルキャリアプレスリリース

不安払拭に向けて取り組み

地方企業では、地方への転職希望者を受け入れる準備が整っていないことも分かった。

東京・神奈川・千葉・埼玉以外に住む20~50代に、勤務先がUIターン転職者を受け入れるための工夫を行っているか尋ねたところ、「やっている」と答えたのは1割以下だった。

出典元:パーソルキャリアプレスリリース

出典元:パーソルキャリアプレスリリース

この結果を受けて同社は、それぞれの不安を払拭することで、地方への転職が活発化し、場所にとらわれない働き方や人手不足解消の実現につながると指摘している。

東京に住む20・30代の約4割が「地方への転職」に興味があると判明