ホッフェンハイムを率いるアルフレッドシュローダー監督が、ニューカッスル移籍が噂されるブラジル人FWジョエリントン(22)の今夏退団を認めた。オランダ人新指揮官ドイツ『キッカー』で語った。

今夏、エースストライカーだったベネズエラ代表FWホセ・サロモン・ロンドンに加え、FWアジョセ・ペレス(25)とFWホセル(29)が相次いで退団したニューカッスル

今週に入ってスティーブ・ブルース新監督の就任が決定したチームは、今夏の最優先事項として新ストライカーの獲得を目指しており、今冬にも関心を示したジョエリントン獲得に向け、移籍金3600万ポンド(約48億3000万円)といわれるクラブ史上最高額のオファーを提示する準備を進めている。

そのジョエリントンは17日に行われたホッフェンハイムのプレシーズンマッチのメンバーから外れており、喫緊の退団の可能性が浮上。そして、シュローダー監督も同選手の退団を認めている。

「(ジョエリントンの移籍に関して)それは私の決断ではない。クラブが行うことだ」
フットボール界においてあるプレーヤーがいなくなれば、その他のプレーヤーにチャンスが訪れるものだ。もちろん、彼がいなくなることを残念に思っているよ」

母国スポルチ・レシフェでプロキャリアをスタートしたジョエリントンは2015年にホッフェンハイムに加入。だが、初のヨーロッパ挑戦とよりレベルの高いブンデスリーガに順応できず、直近2シーズンはオーストリアのラピド・ウィーンに武者修行に出ていた。そのラピド・ウィーンでは公式戦79試合に出場し、21ゴール9アシストの数字を記録。

そして、昨夏満を持して復帰を果たすと、昨シーズンは公式戦35試合で11ゴール9アシストの数字を残していた。

186cmの恵まれた体躯を生かしたキープ力や利他的なプレーに加え、ブラジル人らしいドリブルテクニックに長けた万能型ストライカーは、ポゼッションスタイル、カウンタースタイルの双方に対応できる戦術的な柔軟性も併せ持つ好タレントだ。

仮に、ニューカッスル移籍が決定した場合、プレースタイルこそ異なるもののホッフェンハイムからリバプールに移籍し、ワールドクラスに成長した同胞FWロベルトフィルミノのようなブレイクが期待されるところだ。

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