トラブゾンシュポルに所属するナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケル(32)が18日、自身の公式『インスタグラム(mikel_john_obi)』で代表引退を発表した。
2006年にエジプトで行われたアフリカ・ネーションズカップで自身初の国際Aマッチデビューを飾ったミケルは、奇しくも同じエジプト開催となったアフリカ・ネーションズカップ2019、チュニジア代表との3位決定戦(ミケルは欠場も1-0で勝利)後に13年を過ごしたスーパーイーグルスからの引退を発表した。
「エジプトという国は僕が代表でのキャリアをスタートし、フィニッシュする場所になった。2006年に自分の国を代表して初めての国際大会に参加した。そして、2019年のアフリカ・ネーションズカップはスーパーイーグルスの一員としてプレーする最後の大会となった」
「僕の代表キャリアは2003年のU-17ワールドカップで始まった。代表チームが自分を世界の舞台に導いてくれたこと、国内外での素晴らしいキャリアを歩むうえで自分のスキルを披露するチャンスを与えてくれたことにとても感謝しているよ」
「今、僕は32歳になった。このタイミングで引退し、若手に役割を引き継ぐことが適切なことだと思っているんだ。彼らは今回のアフリカ・ネーションズカップで3位入賞という素晴らしい仕事を成し遂げてくれた」
「最後に過去15年間に渡ってこの国、代表チームを信頼して愛し、サポートし続けてくれたナイジェリアサポーターのみなさんに感謝を告げたい」
2006年に代表デビューを飾ったミケルは、代表通算88試合に出場し6ゴールを記録。2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会と2度のワールドカップ、5度のアフリカ・ネーションズカップ、2016年にはオーバーエイジ枠でリオデジャネイロオリンピックにも出場。代表チームでは南アフリカで行われた2013年のアフリカ・ネーションズカップ優勝、リオ五輪での銅メダルという栄誉を味わっていた。
また、『ESPN』が伝えるところによれば、上海緑地申花に所属するFWオディオン・イガロ(30)も今大会をもって代表を引退するようだ。
今回の3位決定戦でチームを3位フィニッシュに導く決勝点を記録したイガロだが、昨年から代表でのパフォーマンスに関して自国民から厳しい批判に晒されていた。それが愛する家族にも波及していることを受け、同選手は今大会での代表を決断。3位決定戦後には代表チームの仲間、スタッフに別れの挨拶を行ったとのことだ。
なお、2015年に代表デビューを飾ったイガロは、代表通算35試合に出場し16ゴールを記録していた。
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