期待はずれだった上司・同僚のサポート

リクルートマネジメントソリューションズは7月18日、職場の人間関係に関する調査結果を発表した。調査は今年3月にネット上で実施し、会社勤務の正社員603人から回答を得た。

仕事を進めるにあたっての周囲からのサポートについて聞いた。サポートは、仕事を手伝うなどの「直接サポート」、問題解決に必要な知識などを提供する「情報サポート」、励ますなど精神的なサポートとなる「情緒サポート」、適切な評価やフィードバックをする「評価的サポート」の4種類。

これらのサポートを「必要」「どちらかといえば必要」と回答した人は、4種いずれも8割以上となった。一方、サポートが「十分」「どちらかといえば十分」は約6割だが、「十分」の認識は3割に満たず、「まったく十分ではない」も1割程度いることがわかった。

40代は「サポートの必要はない」が2割、「サポートはない」が3~4割

これらのサポートを期待する相手は、上司が最も高く、「直接サポート」(40.8%)、「情報サポート」(36.3%)、「評価的サポート」(49.7%)がいずれも4~5割になった。「情緒サポート」は同僚(26.7%)が上司(18.4%)を上回った。一方、「このようなサポートは必要ない」も各1割程度いる。

実際に過去半年間にサポートされた経験は、「評価サポート」は上司(41.2%)が最多だが、それ以外は同じ職場の同僚が最も高くなった。また、自分がサポートした経験のある相手は4種で同僚がトップとなった。「評価サポート」については37%が「サポートはしていない」と回答している。

期待・サポートされた経験・サポートした経験について、どの相手も選ばずに「ない」と回答した人を、属性別に考察した。年代があがるほど「ない」の選択割合が増えており、20代はいずれも1割程度だが、40代になると2割が「サポートの必要ない」、3~4割が「サポートはない」を選択している。

「人間関係を上司に相談したら、考えすぎだと軽くあしらわれた」(40代男性)

期待はずれだった上司や同僚からのサポートを具体的に聞くと、

「何もわからないのに情報共有ばっかりしたがる役立たずが多く、足をひっぱるだけなら関わらないでほしい」(技術・40代・男性)
「一緒になって、『どうしようか…』とか『うーん…』とか悩むだけで解決に至らなかったこと」(事務・20代・女性)

など知識・スキル不足によるものが多かった。また「上司によっては自分の立場しか考えずに答えが返ってくることがあった」(営業・40代・女性)、「休憩時間のゆっくりしたい時間に話しかけてくる」(事務・40代・女性)など自分本意さを挙げる声も。ほかに、

「人間関係を上司に相談したら、考えすぎだと軽くあしらわれた」(技術・40代・男性)
「上司は『何かあれば相談を』と言ってくれるけど、相談しても『頑張れ』としか言わない」(サービス・40代・女性)
「覚えるためにと仕事を振られたが、振った本人は何も教えてくれない」(サービス20代・女性)

など自分本位で親身でないといった声も寄せられた。仕事を進める上で必要な時に支援や相談を求めているという人は21.6%。理由として「声をかけづらい雰囲気がある」(23.7%)、「他のメンバーと相互に信頼関係が築けていない」(23.7%)が多かった。

また5年前と比べて、職場の人間関係が希薄化していると回答した人は44.6%にのぼる。特に男性で、年齢が高く、社歴が長いほど希薄化していると回答した人が多い傾向が見られた。