台風5号は朝鮮半島へ向かう見込みで、日本付近への影響は以前の予想ほどは大きくないとみられます。ただ、かなり湿った空気を運んできているので、大雨のポテンシャルは高くなっています。九州・四国・北陸では、あす日曜日にかけて、局地的に大雨となるおそれがあります。
 また長崎県五島列島では、金曜日の夜から台風の外側の雲にあたるライン状の活発な雨雲がかかり続けていて、3時間で150ミリを超える雨となっている地域があるとみられます。きょう土曜日も、午前中を中心に激しい雨が降り続けるおそれがあるので、警戒が必要です。

気象予報士・渡辺 正太郎)

20日午前9時の予想天気図。