明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019、川崎フロンターレvsチェルシーが19日に行われ、1-0で川崎Fが勝利した。

試合後、ワールドクラスの選手たち相手にもボール奪取、巧みなパス捌きを披露し、勝利に貢献したMF田中碧(川崎フロンターレ)がミックスゾーンでの取材に応対。相手のコンディション不良を重々承知している上で、「敵わない相手ではない」と個人として多くの手応えを感じたことを明かした。

◆MF田中碧(川崎フロンターレ)
——クロアチア代表MFマテオ・コバチッチベルギー代表FWミッチー・バチュアイからもボール奪取して見せた
「正直な感想を言うと、個人としては彼らとやり合えるんじゃないかなっていうのは、自分の中で感じました。もちろん、彼らのコンディションというか、まだできあがっていないというのは、重々分かってます。その中でも僕個人としては、もっともっとやらなきゃいけないことがたくさんあるのも分かっています。ただ、敵わない相手ではないのかなというのは、感じました」

——トゥーロン国際大会の経験が生きたか?
「最初、スピード感というか、そういうものに自分の中で誤差というのはありました。けど、トゥーロン(国際大会決勝の)ブラジルの時もそうですし、それ以上に自分の中ではやれたんじゃないかなという手応えはあります」

——課題は?
「やはり個人として取り切る力。あとは、ボールを前に運ぶ力であったり、ゴール前の質は、彼らのほうがまだまだ上ですし、僕個人としても、まだまだ足りないと思っています。そういうところのレベルアップは大切です。それとチームとして、彼らともっともっと互角に戦うために、自分がチームをコントロールするっていう面で言えば、そこのところはまだまだ力不足なのかなと感じました」

——終盤にはMF中村憲剛が出てきて、一瞬で流れを変えた
「やはりあの10分間で試合を決める、決定的なチャンスを作り続ける力というのは、改めてすごいなと思います。そういう力を僕自身もつけていかなきゃいけないということは間違いなく感じています。そういう意味では、常にお手本となる選手がこのチームにいるので、そういう選手たちから吸収したいです。ボランチとしてプレーしますけど、試合を決めるようなレベルの選手になっていきたいなと思います」

——いつもと違う圧力を感じたか
「正直、最初は感じましたけど、僕個人としてはもっと回せるんじゃないかなと感じていました。ミスはありましたけど、そんなに圧力を感じてはいなかったです。もっともっとうまい距離感でやれれば、もっと回せるんじゃないかなというのは感じました」

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