守備の要として90分間戦ったDF谷口彰悟。名だたる名選手相手に無失点で抑え、勝利に貢献した。しかし、ヨーロッパ王者との対戦はかなり難しかったと話す。その感じは、インタビュー中の受け答えでも見て取れた。谷口は以下のように試合を分析してくれた。

「序盤はプレッシャーも含めて良かったんですけど、その後はチェルシーが僕らの出方にアジャストしてやりづらくなりました。取りどころを探りながら前からいったんですけど、一人一人が剥がす力があって距離の取り方が上手くてなかなか難しかったです。でも我慢しながらなんとか踏ん張れました」

「みんな相手の圧力を相当感じていたと思います。悪いボールの取られ方もあったけど、それは仕方のないことだと思います。少しずつそれに慣れていくしかないし、このレベルの相手には難しいです。そういった相手に自分たちのサッカーをしていくことは逃げずにやろうとしていましたし、そこはプラスに捉えて良いかなと思います」

良いところも悪いところも見つかったという今回の一戦。個人的には、DFとしてチェルシーフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの存在感から世界を肌で感じることができたと語る。

「懐が深いので背負われたらなかなかボールが取れなかったです。激しくぶつかったんですけどなかなか(ボールに)届かなかったですね。あの体勢に入られないように事前に駆け引きするとか、そのあたりをもっとやらないといけないなと思いました」

「常にクロスを要求しているようなポジショニングを取っていたので、なかなかサイドバックのカバーもしづらかったです。存在だけで脅威になるということを感じました」

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