オランダ代表DFマタイス・デ・リフトが19日、ユベントス入団会見を開いた。

18日に移籍金総額8550万ユーロ(約103億5000万円)でアヤックスからユベントスに加入したデ・リフト。昨季、守備の要としてアヤックスチャンピオンズリーグ4強進出に大きく貢献した19歳は入団会見で次のように意気込んでいる。

アヤックスでプロとして3年プレーし、とりわけ昨季は多くの経験を積むことができた。19歳としては経験を持っている方だとは思うけど、更なるステップアップを図るために移籍を決断した。僕はまだキャリアをスタートさせたばかりだから、ユーベの経験豊富な選手から学びたい」

「今回の移籍は大きなステップアップだ。国外への初めての移籍だし、慣れていかなくてはならない。でも、ユーベのファンが歓迎してくれたことを光栄に思うし、誇りに感じた。そんな彼らに恩返しをしたいと思ったよ」

クリスティアーノ・ロナウドが僕をユーベに勧誘してくれたのは嬉しかったよ。でも、誘われる前にユーベに行こうと決めていたんだ。勧誘は大きな賛辞だったけど、それが加入を決めた要因ではないよ」

「サッリ監督とは電話で話をした。彼のことを早く知りたいからね。彼の存在がユーベに行こうと思った一つの理由でもある。彼の戦術、哲学、攻撃的なサッカー、守備の構築など、多くのことを聞いてみたいんだ」

「DFであれば誰もが称賛するあの選手が大好きだったんだ。2006年ワールドカップ優勝メンバーでその年のバロンドールを獲得したファビオ・カンナバーロだよ。僕は彼の大ファンだったけど、それ以上にユーベに対して良い印象を持っていた。素晴らしいクラブだし、小さい頃からユーベのファンだったよ」

チャンピオンズリーグユベントスと対戦した際、サポーターが作り出す素晴らしい雰囲気に驚いた。彼らは本当にチームを支えているね。そんな彼らのために全力でプレーしたいと思っている。スタジアムもピッチと観客席が近い素晴らしい環境だね」

イタリアは守備の国で守備を愛する国だ。ユーベに移籍しようと思った要因でもある。そして様々なタイプのストライカーがいることも、僕にとっては大きな挑戦になると思う。毎日、彼らから学ぶことができるだろうね」

「僕は19歳でまだまだ改善しなければならないことがある。毎日、学ぶ姿勢を示すことが重要だ。あらゆる面で成長し、より良い選手になりたいと思っている。クラブが高い移籍金を払って加入した身としてはプレッシャーがかかるのは当然だ。だが、良い選手になるにはそのようなプレッシャーに対処する必要がある。自分のプレーをして、ピッチの上でハードワークするだけだよ」

「4番は僕にとって特別な番号だ。アヤックスでは常に背負っていたからね。ユーベでは過去に偉大な選手が付けていたし、その番号を背負うことを誇りに思う。多くの成功を手にできたらと思う。アヤックスは若い選手が多かったけど、ユーベには経験豊富な選手がたくさんいる。ブッフォンキエッリーニロナウドから学び、成長したい」

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