6人組ガールズグループ・東京パフォーマンスドール(通称:TPD)が、6月12日に8thシングル「SUPER DUPER」をリリース。5月2日の神奈川・たまプラーザを皮切りに、6月30日の千葉・イオンモール幕張新都心まで約2カ月にわたるリリースイベントを完遂した。
【写真を見る】イベント会場の周りを歩くお客さんに満面の笑みを振りまくメンバーたち
リリースイベント(以下、リリイベ)とは、ニューシングルやアルバムのリリース時に行う販促を目的とした(基本的に)観覧フリーのイベントのことで、ショッピングモールやCDショップなどのイベントスペースで開催されることが多い。
TPDの場合はフリーライブや無料ハイタッチ会、そしてCD購入者限定の特典会(握手会、チェキ・写メ撮影会など)で観客と触れ合う。
「特典会に行ってみたいけど緊張するから1人ではちょっと…」「実際どういうことやるの?」「怖い人いない?」など、SUPER DUPERのリリイベにも行きたかったけど行けなかった人がいるのではないだろうか。
そんなシャイな方のために、同じくらいシャイなザテレビジョンTPD班の編集担当、ライター、カメラマンが、6月29日に「三井ショッピングパーク ららぽーと湘南平塚」(神奈川)で行われたリリイベに潜入。
ファンの方に交じって、ライターが握手会やサイン会などを体験してみた。
ライブ&特典会ブロックと、メンバーインタビューブロック、前編・後編に分けてお届け。
これを読んで、この夏行われる「SUPER DUPER SUMMER2019」の特典会に参加してみては?
取材申請をしたのは第2部だが、下見…というより単純にライブが見たいという思いで第1部前に現場へ。
他のアイドルさんのリリイベには行ったことがないため他の現場は分からないが、TPDの場合はリリイベ本番前に1曲途中まで観客の前でリハ―サルを行う。
この日もファンや通りすがりの買い物客が見守る中、本番さながらのパフォーマンスをちょい見せしていた。
リハを終え、第1部は「Lovely Lovely」「Hey, Girls!」からMCを挟んで「SUPER DUPER」「RAISE YOUR HANDS」というセットリスト。お昼どきのショッピングモールを盛り上げた。
第2部前にライターも合流し、取材へ向けてその場で軽く打ち合わせ。
そうこうしているとあっという間に第2部リハ―サルにメンバーが現れ、本番は「Glowing」から「Hey, Girls!」、MCを挟んで新曲「SUPER DUPER」、そして「SHINY LADY」というセットリスト。
特に彼女たちはこの春から当地・平塚競輪場のイメージキャラクターに就任し、テーマ曲に「Hey, Girls!」が起用されていることもあってか、第1部、第2部ともに「Hey, Girls!」での盛り上がりがひときわ大きかったような気がした。
ちなみに、この日はミュージカル「リューン~風の魔法と滅びの剣~」刈谷(愛知)公演のため、サブリーダー・浜崎香帆がいない5人パターンでのパフォーマンスになり、歌割も浜崎のソロパートを高嶋菜七ら他メンバーが担当。
個人的には「SHINY LADY」で終盤の浜崎の見せ場である「子供の頃~」のソロパートを高嶋が歌う場面に鳥肌が抑えられなかった。
「リーダーが歌うとこうなるのか…」という驚きと衝撃。もちろん高嶋パートを浜崎が歌っても面白そうだし、今度ワンマンなどでソロパート交換アレンジ歌唱みたいな試みもやってくれたらうれしいな、と思った。かなり大変だろうけど。
また、たまたま通りかかって「へー、アイドル? かわいいじゃん」的な何気なく見ている系の通行人たちが、「SHINY LADY」の間奏、メンバーのダンスタイム、特に橘二葉のバッキバキの高速ダンスにどよめきの声を上げていたのも痛快だった。
ところどころ有り余るポテンシャルを見せていたものの、リリイベということもあって、基本的には“魅せる”というより“一緒に楽しむ”、という感覚で歌もダンスもしている印象。
角度的に脇あかりが(いい意味で)強烈な笑顔を歌唱中に何度も小さい子に向けていたのがバッチリ見えて、こっちまで笑顔をおすそ分けしてもらったし、上西星来や櫻井紗季も2階や3階、道行く人々に目を合わせて歌ったり、これでもかというほどスマイルをリリースしていた。
おかげでイベント会場周辺が笑顔多めの空間になっていた気がするし、通りすがりにライブを見た人が「あの子かわいいけど、この子ですか?」とソロジャケットの期間生産限定盤を買い求めている姿も印象的だった。
■ 無料ハイタッチ会で交流!
フリーライブを終え、流れるように無料ハイタッチ会へ。無料ハイタッチ会は、メンバーが一列に並び、綺麗に整列したファンが歩いてくるのを迎える。
お客さんが綺麗に列を作ってメンバーのもとに歩いていく姿は何とも壮観。ただ、注意した方がいい。ぼ~っとしているとあっという間に終わってしまうスピード感だ。
ハイタッチの時にはメンバー1人1人とじっくり話している余裕はないので、一声「キミかわうぃーね!」くらいにとどめた方がよさそうだ。
間近でメンバーを見て直接触れ合うことで、その後CDを買って特典会に参加して「もっとお話したい!」という思いも出てくるのかもしれない。
実際初めてハイタッチのレーン前でお出迎えの雰囲気を味わってみたが、目の前に並ぶ美女たちに緊張はしたものの、自然と「いえーい!」と右手を出したくなるくらいアットホームに迎えてくれるので、緊張より楽しさが勝った。今度リリイベがあったら、こっそり変装して並んじゃうかも。
さておき、ハイタッチを終えると、今度は特典会の準備へ。
特典会はそれぞれお目当てのメンバーの列に整列し、最後尾の人がメンバーの顔写真付きプラカードを持って並ぶシステム。参加券(=TPD券)の枚数によって特典会でできるメニューが異なる。
中でも握手会は一番少ない枚数で参加でき、好きなメンバーと握手しながら少しの間おしゃべりができるとあって、一見さんにもオススメ。
普段は口数が多く脱線はお手の物のライターも実際5人の握手会レーンに並んで参加したが、ここまで至近距離かつ握手をして喋るってことは普段の取材ではあり得ないだけに、緊張したのか「な、な、何もみえ、言えねえ…」とカミカミで往年の名水泳選手のような一言を絞り出すのがやっとだった。
ただ、緊張はしたものの「TPDのメンバーはみんな本当に優しくて…まるで夢のようなひとときでした。また参加してみたいです!」と羨ましい…いや、けしからんことを言っていた。
勇気を出して一歩踏み出せば、そこにはキラキラしたプリンセスとのシンデレラタイムが待っているので、怖がらずに一度行ってみては?
ファンの方の中には何枚もTPD券を持っていて、握手した後また同じ列の最後尾に並んで握手する、というループを繰り返すツワモノも。これには「何を話しているのか興味があるなあ。ファンの愛の深さを感じる」とライターも舌を巻いていた。
握手の他、メンバーの1SHOTや自分(ファン)との2SHOT写メ・チェキ会、さらにチェキにサイン、フルショット撮影などのメニューがある。
撮影はファンの方のこだわりが詰まっており、うちのカメラマンにも爪の垢を煎じて飲ませたいくらい凝った構図で撮っている人や、なかなか取材ではリクエストしにくいコミカルなポーズで撮っている人、プロ級の機材を使って撮る人、それに快く応えるメンバーたち…。
ちなみにチェキを撮っているとき、そしてチェキにサインをするタイミングでも少しメンバーとお話ができるので、TPD券は消費するかもしれないが、チェキ会はお得感があるなと個人的には思った。
どうりでリリイベの日はTwitterのタイムラインに楽しそうなファンの方のチェキがたくさん上がっているわけだ。
実際、今回サイン会の疑似体験としてこの日いなかった“浜崎盤”のCDを購入してメンバー5人からサインをしてもらったが、サイン中も「カフェラテ飲めるようになったんだねー」とか、「タヌキアペタイジングのベーグルおいしいよね~」などと、ちょこちょこ話すことができた。
もし秋にでもCDをリリースして、リリイベをすることがあったら、変装してハイタッチしてから、チェキ&サインをもらいに行ってみようかな。
そんなこんなで取材なのかただの夢の時間なのか分からない潜入取材を終え、リリイベ後にメンバー5人を直撃取材。インタビューは後編で紹介する。(ザテレビジョン・取材・文=TPD班)
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