昨今、動画コンテンツの躍進が目覚ましい。YouTuberや動画クリエイターが活躍し、PRや広告としても大きな影響力をもつようになった。しかし、個々の動画クリエイター同士の横の結びつきは弱く、まだまだクリエイターネットワークとしての地盤が固まっていない現状がある。

そんな現状を打破しようと取り組んでいるのが、動画コンテンツを運営するワンメディア株式会社。このたび、LINE Ventures株式会社、グローバル・ブレイン株式会社、株式会社オー・エル・エムベンチャーズ、ABCドリームベンチャーズ株式会社、みずほキャピタル株式会社の各社が運営するファンド及び、株式会社セプテーニ・ホールディングスを引受先とした総額4.2億円の第三者割当増資を実施した。

・企画から制作・配信までを総合的にプロデュースする「ONE BY ONE」

同社では、動画クリエイターがデジタルスクリーンで活躍することができ、評価される仕組み作りに特化したクリエイターネットワーク事業を新たに開始する。その第一弾として、クリエイターをネットワークし、企画から制作・配信までを同社が総合的にプロデュースするプロジェクト「ONE BY ONE」がスタートした。

新たに調達した資金はクリエイターネットワーク事業へ投資していく。同社では、2014年の創業から分散型メディアを運営してきた中で、2つの点に注目するようになった。

  1. ONE MEDIAアカウントからの情報発信(分散型メディア)では、細分化された視聴者の興味を満たしきれない
  2. 若者のための動画を作り続けるには、制作側は万全な制作環境に加え、インプット・アウトプットを常に更新していくことで新しい動画表現を提供し続けることができる

同社では多種多様なクリエイターと協力することで、これらの点を解決できるという考えに至ったという。映画業界、広告業界、テレビ業界など様々なバックグラウンドを持つクリエイターをネットワークし、自身の作品を配信できる機会を創出する。

・クリエイターは国内外の様々なデジタルスクリーンで自身の動画を配信できる

「ONE BY ONE」は映画監督やTVディレクター、CMプランナーなどのクリエイターをネットワークし、企画から制作・配信までを総合的にプロデュースするプロジェクト。

参加クリエイターは、ONE MEDIAの制作チームの一員として制作に携わり、各SNS・山手線まど上チャンネル・駅ナカOOH・VISIONをはじめとするONE MEDIAが用意した国内外の様々なデジタルスクリーンへ自身の動画を配信することができる。

当プロジェクトは、2020年5月までにクリエイター登録者数1000人を目指すという。今後もますます注目が高まるであろう動画コンテンツ。クリエイターが自身の作品を発表する場が増えることは、業界全体を盛り上げていくことに直結するだろう。

ONE BY ONE
PR TIMESリリース

4.2億円の資金調達を実施したONE MEDIA、動画クリエイターネットワーク事業第一弾「ONE BY ONE」をスタート