ロックバンド・175RのSHOGOが19日に自身のツイッターを更新。タトゥーへの偏見に不満をあらわにした。
■「凶悪事件=タトゥー」の偏見に持論
この日、「コメンテーターが刺青(タトゥー)が入っている人がいる飲食店には行かないようにするのが大事だと話していた」と切り出したSHOGOは、こういった偏見について「時代遅れもいいとこ」と私見を述べる。
2020年に開催される東京五輪を例に挙げて「世界中の人々が日本にやってくる。他国じゃ警察官だってタトゥー入ってるのに」と日本と世界の価値観の違いに触れて「凶悪事件=タトゥーはやめてほしいな」と訴えた。
コメンテーターが刺青(タトゥー)が入ってる人がいる飲食店には行かないようにするのが大事だと話していたが時代遅れもいいとこ。
これから日本で五輪が開催されるんだよ?
世界中の人々が日本にやってくる。
他国じゃ警察官だってタトゥー入ってるのに。
凶悪事件=タトゥーはやめてほしいな。— SHOGO(175R) (@SHOGO_175R) July 19, 2019
■「そのとおり」「ここは日本」と波紋
SHOGOの発言を受けて、投稿には「ホントそのとおり」「タトゥーだけで判断するのはよくない」と共感の声が寄せられた。
しかし、一方で「怖いものは怖い」「ここは日本だよ」といった否定的な意見も。中には「タトゥー=怖い」というイメージを抱くこともまた日本人の価値観だと主張する意見も見受けられる
また、SHOGOに対する批判の声もあがるなど波紋を呼んでいる。
■実際にタトゥーを入れている人は…
凶悪事件の犯人や反社会的勢力の人がタトゥーを入れているケースがあり、その印象によって恐怖感を抱いている人は少なくないのだろう。未だに根深いタトゥーへの価値観だが、しらべぇ取材班はタトゥーを入れている主婦の女性に話を聞いた。
「胸元と肩に入れています。タトゥーを入れたことで実際に何かされたということはないですが、『タトゥーを入れている=悪いイメージ』を抱く人がいるのも事実なので、外出するときには胸と肩が隠れる洋服を選んでいます。とくに子供を連れて歩くときは気を使っていますね。
一方で、刺青を入れている人が事件で報道されたときには『タトゥーのイメージがますます悪くなる』と思ってしまうときもありますし、威圧的なタトゥーを見て恐怖を感じるときもあります。
自分の意志でタトゥーを入れたので、周りに『理解して』と押し付けるつもりはありません。『理解しないのは時代遅れ』『海外では当たり前』とも思いません。ただ、誰もがタトゥーに偏見を持たないでいてくれたら、楽に過ごせるのにと感じることはあります」
■タトゥーに恐怖感をおぼえる?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,358名に「タトゥーをどう思うか」について調査したところ、約半数が「刺青やタトゥーに恐怖感をおぼえる」と回答。年代別で比較すると、年代が上がるにつれてその傾向が見られた。
波紋を呼んだSHOGOのツイート。タトゥーや刺青に恐怖を抱く人がいるのは否定しないが、その偏見によって傷ついている人がいるのもまた事実だ。「タトゥーを入れているから…」と言って被害を受ける人がいなくなることを願いたい。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名(有効回答数)
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