どうもあかりです。
「相手の行為に気づくと、こっちも相手を意識してしまうようになる」というのを体験したことがある人はたくさんいると思いますが、これは必ずしも「交際前」に限った話じゃありません。
彼氏彼女の関係においても、相手からの「好き」が伝わると、自分も相手を「好き」と感じる。そしてこの繰り返しで、二人は愛を深めていく。
私は心理学とか詳しくはありませんが、専門的には「返報性(へんぽうせい)の原理」とか言うらしいです。
でも、友達段階であれば「自分からLINEを送る」「デートに誘う」といった"些細な"愛情表現で十分に相手を意識させることができるかもしれませんが、すでに「両想い」となったカップルの場合、そういった"些細な"レベルでは、なかなか相手から「俺も好き」という感情は返ってこないかもしれません。
なので、少し工夫をして「好き好き!」と、「好き」が2個くらい伝わるようにしてあげたいですね。
ということで、今日はそんなアイデアをいくつかご紹介です。


さりげなく「一番」「はじめて」って伝えよう


「好き」や「愛してる」といった言葉は、実は"最上級"ではありません。
これに「一番」とか「はじめて」といったキーワードをプラスして、初めて"最上級"の愛情表現になるのです。
ではまず、「好き」や「愛してる」はどうして"最上級"じゃないのでしょうか。
理由は簡単です。
自分が恋人にとって初恋の人というわけでもない限り、恋人が自分に対して発する「好き」や「愛してる」は、恋人が昔好きだった人(元カレ)に伝えたのと、全く同じ言葉だからです。
さすがに恋人から「好き」とか「愛してる」とか言われて、「はいはいありがとう。でもどうせ元カレにも、同じことを言ったんだろ?」なんて毎回考えるほど卑屈な人は多くはないかもしれませんが、少なくとも、そう言われて「そうか、自分はこの子にとって、人生レベルで素敵な相手なんだ!」と考える人はほとんどいないはずです。
「まあ、付き合ってるんだし、そりゃ俺のこと、好きなり愛してるなり、思ってくれるよね。普通だよね」ということです。
だから、「好き」や「愛してる」は、嬉しいは嬉しいけど、スペシャルさに欠ける。
そこで「一番」「はじめて」を使って「好き」をデコレートして、"最上級"にしてあげてほしいわけです。
では、実際にどうやって使いましょうか。具体例をいくつか示してみますね。
《シンプル編》「今までで一番好き」「こんなに幸せなの、はじめて」
《さりげなく編》「あなたと付き合えて、本当によかった」「これが「好き」ってことなんだね」
《間接編》「こんなに楽しいデート、はじめて!」「今まで生きてきて一番笑った」
若干補足しますね。
《さりげなく編》は、《シンプル編》ほどストレートではないけど、意味的にほぼ同じ。
よほど鈍感な人じゃなければ「今までで一番好きだよ」という真のメッセージが届くでしょう。
また《間接編》は、彼自身よりも、「彼と過ごす時間」に対して「一番」「はじめて」を付けてあげることで、「こんなに素敵な時間を過ごせるあなたはナンバーワンだよ」というのを間接的に伝えてあげる方法です。
下に行くほど、簡単になるから、自分の性格に合ったものを使ってみてね。


デートはいつまで経っても「当たり前」じゃないぞ


男性は「自分とのデートをいつまでも毎回楽しみにしてくれる子」が大好きです。
なぜでしょうか。
その理由の1つには、もちろん、「自分と会うことを楽しみにしてくれる」ということが、イコール「俺のことが大好き」という意味に受け取れるからでしょう。当たり前ですよね。
それからもう1つ、「基本的にデートは、男性がプランニングするものだから」というのも忘れちゃいけないかな、と思います。
いくら見返りがほしくてやってるわけじゃなく、自分がやりたくてやってることだとしても、相手がワクワクして楽しみにしてくれていないと、「なんで自分こんなに頑張ってる?」って気持ちになってしまうのです。
彼とのデートが何十回目でも、いつまでも最っ高に楽しみにしてあげてください。デート中も、最高に楽しんでください。
●デート前に「いよいよ明日だね。長かったー。楽しみにしてます!」と送ってあげること
●デートの最中「楽しい~」「会えてうれしい」的な一言を伝えてあげることこのたった2つをやってあげるだけで、彼の「彼女に会えてよかった」感は抜群に違ってきます。


「不安にさせない」気遣いがすごい


今まで「自分のことを不安にさせない彼氏」と付き合ったことはありますか?
例えば、女性のいる飲み会などに出かけたときに、本当なら自分から「そろそろ終わった?」「家ついたら教えてね」みたいなLINEを送ってしまいそうなところを、彼氏の方から「終わったよー。今帰るところ」とメッセージをくれたり、彼が誰か女性とLINEをしてるな……と思ったら、何も聞く前に彼から「この子はね、○○の彼女だよ」みたいに説明をしてくれたり。
そうやって、自分の不安に先回りをして、察して、「恋人を不安にさせない」手を打ってくれる。
こんなとき、彼氏のことを「すごーく好きだ」と思うとともに、「彼、私のことすごくちゃんと想ってくれてるんだな」というのも感じるはずです。
「不安にさせないであげる」ことは、「好きだよ」とか伝えることよりもはるかに強い「好き」のメッセージ。言葉より誠意で示しているからです。なのでみんなも、「彼を不安にさせない」という形で彼に想いを伝える機会を増やしてください。
飲み会に行くと不安がる彼。男性とLINEをしてると不安がる彼。付き合っていると、少しずつ「あ、この人はこういうことに対して不安を感じるのね」というのがだんだんわかってくると思います。
そうしたら、次回以降、彼に同じ不安を表明させないように頑張る。「前も、同じようなことで不安になったよなー」というシチュエーションになったら、「こうやってあげたら、不安解消してあげられるかな?」と先回り察知で、彼の不安を「芽」の段階で潰す。
これができたら、彼はあなたのことが本当に本当に大好きになると思います。こっちはちゃんと好きなのに、勝手に不安がられるのってなんかシャクじゃない?やってやりましょう。

「彼がしてくれたこと」の特別扱い
たまに男性で「俺があげたアクセサリを彼女がデートでほとんどつけてくれてない……」みたいな不安や怒り(?)を抱いている人がいます。
まあこういうのは女性から言わせると「アクセサリにもその日のコーデとの相性とかがあるねん」「だからデート以外のときにたくさん着けたりしてるんや」みたいな反論をしたくなるのですが、まあ、気持ちはわかりますよね。
自分が恋人にしてあげたことは、特別扱いしてほしい。いくらそれが「見返り」を求めてやったことではなくても、です。
反対に、例えば彼に誕生日プレゼントであげた財布を、彼が会うたびに「いや〜、この財布めっちゃいいんだよねー」とか「友達からも「いい財布だね」って言われた」とかたくさん喜んでくれる。そうすると、「あー、この人好きだなー」って気持ちになってしまう。そういうことってあります。
もちろんこれは「モノ」に限らず「コト」でも同じ。
自分としては何の気なしに彼にやってあげた些細なことを、彼が自分が想定していた以上に嬉しそうにしてくれると「やってあげてよかった」「またやってあげよう」って気持ちになって、それからやっぱり最終的には「この人と付き合ってよかった」って気持ちになる。
だから「彼がしてくれたこと」の特別扱いをしてあげることは、「あなた、好き好き!」を伝えて、彼に「彼女、好き好き!」と感じてもらう大切な行動です。
そしてそこで使えるコツが、「時間差で喜んであげること」ですね。
もちろん、何かをもらった、何かをしてくれたときに、その場で「やったー!」と喜びを爆発させるのも大切だけど、上の財布をあげた彼が会うたびに財布を褒めてくれたみたいに、後からも時間差で「嬉しかった」と伝えてあげる。
「その場で喜ぶこと」って誰でもできます。職場の同僚にお土産をもらったときだって、「ありがとう。これ、おいしそー!」と言います。だけど、数日後「あれ、おいしかった!本当にありがとう!」なんて、大好きな同僚にしか言わないはずです。
だから時間差で喜んであげると、自分の「好き」の感情を良い意味で差別化することができるのです。


「好き好き」スパイラルに彼とハマろう

冒頭でも書いたとおり、カップルの間では、「返報性の原理」に基づいて、相手からの「好き」が伝わると、自分も相手を「好き」と感じる、という繰り返しで二人が愛を深めるというスパイラルが生まれます。
今回ご紹介した「好き好き」の伝え方で、私たちも彼と、この「好き好き」スパイラルにハマっていきましょう。(遣水あかり/ライター)

彼女の「彼氏のこと、好き好き!」感に男性が「俺も、彼女好き好き!」となる瞬間