チコちゃん

19日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)では、「星はなぜ☆形?」というテーマが扱われた。星を描いてくださいと言われたら「☆」を書く人が多数だと思われる。

実際の星は「☆」の形をしていないことはわかっているのに、なぜこう書くのだろうか。チコちゃんが解説してくれた。

 

■「星がヒトデに見えたから」

気になるチコちゃんの回答は「星がヒトデに見えたから」という。古代の人からの見え方が現在にも影響を及ぼしているようだ。

そもそも、星は基本的には丸型だがあまりに遠いため、点にしか見えない。なのになぜ「☆」のイメージが付いたのだろうか。これには、目のシステムが影響しているという。

人の虹彩はギザギザになっているため、光を見ると放射状に見えてしまう。星だけではなく、街灯も例外ではない。

ではなぜ「☆」になったのだろうか。そこには、古代エジプト人が関係しているようだ。放射状に見える星の形をヒトデに見立てたことが始まりだという。

エジプトは、海に面した地域であるため、ヒトデが身近な存在だった。古代エジプト象形文字であるヒエログリフとして使われており、それがいつしか星の意味を持つようになる。

古代エジプトの「☆」には、口を示すように中心部に円が描かれているため、ヒトデを表す文字で間違いないと言われている。

 

■世界各国でヒトデを連想?

古代エジプトだけではなく、世界各地でも星がヒトデに連想されていたようだ。例えば、英語だとヒトデは「Starfish」、フランス語では「Étoile de mer(海の星)」、日本では「海星(ひとで)」と様々な言語で星とヒトデが繋がっていることが分かる。

■「なるほど」と納得の声

ヒトデを見て星を連想する人も多いためか納得する声が多く集まった。

 

■流れ星を見たことはある?

夜空に輝く星といえば流れ星を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。滅多に見れるものではないものだが、どのくらいの人が実際に見たことあるか気になった人もいるだろう。

しらべぇ編集部では、全国20代〜60代の男女1,376名を対象に調査してみたところ、「見たことある」と回答したのは約3割となった。見るだけでも貴重な機会となっていることが良く分かる。

流れ星

古代の人から続く思想が残り続けていることは多いことが良く分かる。技術こそ発展したが、思ったよりも世の中は変わっていないのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)

チコちゃんが星が五芒星である理由に迫る 意外な説明にも納得が目立つ