いじめに耐えられず、自ら死を選ぶ若者が後を絶たない。このほど自殺した少年はわずか14歳だったというが、その最後の瞬間を多くの「友達」が目撃し絶叫したという。
■多数の学校関係者の前で…
7月15日のこと、英国イングランドで14歳の少年が自殺した。少年の学校へは多くの生徒が電車で通っているといい、この日の夕方も駅には約50人もの学友や学校関係者らがいたという。
しかし電車が近づくなか少年はいきなり線路に横たわり、多くの「友達」の目の前で電車に轢かれ息絶えた。この様子を目撃した多くの子供たちが絶叫。「死ぬ姿を見ちゃった」と叫び激しく動揺していたと英メディアは伝えている。
遺体のそばには遺書とみられるメモ書きが残されており、そこにはいくつかの名前、そして携帯電話のロック解除に必要なコードが書き込まれていたという。
■原因はいじめ…?
少年については「良い子だった」という声もあがっているが、「インターネット上で酷い嫌がらせを受けて悩んでいた」という証言も浮上している。
また「学校でも休み時間にひとりぼっちで座っていた」という声もあることから、友達関係に関する悩みを抱えていた可能性が高そうだ。
■学校側の認識
少年が通っていた学校側は、少年の悩みに全く気づいていなかったという。
関係者からは「イタズラのつもりが、失敗し逃げ遅れたのではないか」といったコメントが出ていたほか、学校は「少年がいじめを受けていたという記録は残っていない」と発表しているのだ。
■自殺を考えた経験は?
あまりにも若い少年の自殺に英国民がショックを受けているが、「死にたい」と心から願った経験がある人はどれほどいるのだろうか。しらべぇ編集部が全国20代~60代の男女1,332名を対象に調査したところ、27.4%が「本気で自殺を考えたことがある」と回答している。
少年はどれほど苦しみ死を選んだのか。自殺を目撃した生徒たちの心のケアも、急務になりそうだ。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)
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