明治安田生命J1リーグ第20節のジュビロ磐田vs浦和レッズが20日にエコパスタジアムで行われ、3-1で浦和が勝利した。

前節の松本山雅FC戦を1-0で勝利し、7試合ぶりの白星で最下位脱出に成功した16位・磐田(勝ち点17)。ここから巻き返していきたい中、浦和戦に向けては、前節から1人のみ変更した。アダイウトンに代えて大久保を起用している。今夏にガンバ大阪から加入した今野はベンチ外となっている。

一方、前節の横浜F・マリノス戦で不可解な判定から後味の悪い敗戦を喫した10位・浦和(勝ち点24)。その敗戦のショックを払しょくするためにもなんとか勝利を飾りたいところ。磐田戦に向けては、3選手を変更。宇賀神、阿部、ファブリシオに代えて柴戸、武藤、インゴルシュタットから復帰した関根を起用した。

試合は序盤から浦和が攻勢に出る。8分、長澤が前線でボールを奪い、最後は武藤がボックス中央からシュートを放つが、これは相手DFに阻まれる。しかし、その2分後、橋岡のパスをボックス手前で受けた長澤が対峙した新里の股を抜くパスでゴール前にパスを送り、走り込んだ興梠がGKカミンスキーとの一対一を制した。

幸先よく先制した浦和は、その後も相手最終ラインを狙い続け、磐田を押し込み続ける。すると22分、ボックス手前で興梠が粘り、ボックス左にパス。これを受けた関根がダイレクトでグラウンダーのクロスを送り、最後はファーサイドの橋岡がそのまま右足でゴールに蹴り込んだ。

攻撃の手を緩めない浦和は32分、敵陣中央やや左でボールを受けた関根がドリブルで縦に持ち込み、武藤につなぐが、ここは相手DFにカットされる。しかし、そのボールがゴール前に転がると、長澤が相手のタックルにバランスを崩すも、倒れながらも残した足がボールに当たってゴールに吸い込まれた。

前半だけで0-3と苦しい展開を強いられる磐田は、後半開始から中山を下げてアダイウトンを投入する。55分には田口がボックス左手前からのFKを直接狙うも、GK西川に阻まれてしまう。

それでも磐田は69分、上原が森谷の横パスをボックス手前から右足を振り抜いて合わせる。強烈なシュートがゴール右に突き刺さり、点差を2点に縮めた。

その後、終盤にかけて磐田は攻勢を強めるも次のゴールが奪えず。対する浦和は、85分に柴戸がこの日2枚目のイエローカードで退場するも、きっちりとクローズした。

3-1で勝利した浦和は前節の不可解判定による敗戦を払しょくする勝利を飾った。一方の磐田は、再び自動降格圏に転落した。

サムネイル画像