長嶋一茂

キャッシュレス先進国・中国ではホームレスの物乞いまでスマホ決済。その利用率は実に98.3%にのぼるという。

19日放送『ザワつく! 金曜日』(テレビ朝日系)では、日本でも普及しているスマホ決済、キャッシュレス社会について長嶋一茂高嶋ちさ子らが持論を展開し、大きな話題となっている。

 

◼キャッシュレスの普及

飲食店やコンビニはもちろん、人力車やお寺のお賽銭、ご祝儀やお年玉までスマホ決済で済ませられるようになり、キャッシュレス化が進んでいる昨今。

ちさ子は子供のレッスン代や謝礼でピン札を用意すると明かし「(キャッシュレスは)楽だと思うけど味気ない」と語る。

一茂は「お年玉はポチ袋で包んで渡す」と例を出し、現金を見せない奥ゆかしさも日本人の美徳だと主張しキャッシュレスにも一定の理解を示す。しかし「袋に一筆書く人もいる。お金プラスアルファで真心も入っている。それがなくなるのは寂しい」とちさ子にも共感した。

 

◼日本人には向かない?

それでも実際、ちさ子はスマホ決済を利用しておりその便利さを理解しているが、一茂と石原良純はいまだ利用していない。

クレジットカードのように「一時的に借金する」わけではないのでキャッシュレスに「使いすぎる」などの危険性はないと理解しながらも、一茂は「日本人は貯蓄民族。現金を見ていないと落ち着かない」と反論。

「現物があってはじめてお金の尊さがわかる。現金への興味が薄れるとこれからお金を儲けようとする人が少なくなる」と警鐘を鳴らした。

◼現金派・一茂の主張に…

クレジットカードの明細は家族に見せないという一茂だが、「別にやましいことはない」と必死に抵抗。最終的に「やましいことは現金でいい」と開き直り、「だからキャッシュレス時代は来ないんだよ」と結論づけた。

一茂らの主張に視聴者も反応。さまざまな意見が寄せられている。

 

◼キャッシュレス派は少数?

以前、しらべぇ編集部で全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、全体の27.7%が「支払いはキャッシュレス派」と回答している。

支払い

18年末には、QRコード決済サービスPayPay「100億円あげちゃう」キャンペーンを実施。キャッシュレスの普及に一役買ったこともあり、調査時よりさらにキャッシュレス化は進んでいると考えられる。

それでも一茂のいうように現金主義を貫く人も少なくない。日本が完全なキャッシュレス社会になるためには、まだまだ課題が山積みのようだ。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)

長嶋一茂、普及するスマホ決済に猛反論 「やましいことは現金で」