ソフトクリーム

年間約2,000万人の観光客が訪れる鎌倉。特に鎌倉駅から鶴岡八幡宮に続く小町通りは1日約6万人の観光客で賑わう人気スポットだ。

しかし観光客が増えれば問題も増える。19日放送『ザワつく! 金曜日』(テレビ朝日系)では、小町通りを訪れる観光客の楽しみのひとつでもある「食べ歩き」が問題視されている点に言及。長嶋一茂石原良純高嶋ちさ子が議論した。

 

◼深刻な食べ歩き問題

多くの飲食店が軒を連ね、ソフトクリームや軽食など散策しながら手持ちで食べられる商品を販売している。歴史の風情を感じて歩きながら、鎌倉名物の美味しいモノを食べる時間は観光客にとっての楽しみだ。

しかし、地元民にとってこれが大きな問題に発展している。

混雑する通りだけに、食べ歩き中にぶつかってしまい相手の衣類を汚してしまい、地面には食べこぼしや放置されたゴミが散乱。さらには汚れた手で商品に触れる、展示された商品に紛らせてゴミを置いていくなど悪質な観光客も多く、地元民を悩ませているという。

 

◼条例で自粛求める

鎌倉市は食べ歩きの自粛を求める条例を定めるなど対策は講じているが、あくまでも自主性に任せたもので罰則はない。

地元民も「食べ歩きをしながら散策するのが楽しい」のは理解している。そのうえで「罰則規定を決めたほうがいい」など厳しく対応すべきとの声と、売り上げに影響するため条例に反対する声が飛び交い、地元でも賛否が起きている状況だ。

一茂や良純は「歩き食いは親に怒られた」、ちさ子も「世代としてノー。日本人は立って食べちゃいけないって教育を受けてきた」と猛反対。3人は「罰則規定を設け、徹底的に禁止すべき」と主張した。

◼視聴者の意見は…

地元民からも賛否が起きる食べ歩き問題。視聴者からもさまざまな意見が寄せられている。

 

◼やはり食べ歩きは迷惑?

スタジオで、小町通りで人気の商品を実際に歩きながら食べてみた3人。ちさ子は「歩いて食べることで宣伝効果もある」と食べ歩きの効果を実感しつつ、一茂の「座って食べたほうが美味しい」との嘆きにも共感を示す。

「食べ物のカスが落ちる」など問題点も明らかになり、飲食店以外の店舗には迷惑だと3人は痛感。若者が食べ歩きを楽しみにする気持ちを理解しながらも、「ダメだという人がいなくなったら大変な世の中になる」と一茂は主張した。

売り上げが生活に直結するだけに、地元飲食店からすれば食べ歩きをゼロにすることは現実的に難しい。観光客と地元民、どちらも納得できる妥協点を探ることが早急に必要だろう。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

鎌倉で問題視される食べ歩き 一茂・ちさ子は「徹底的に禁止すべき」と大反対