インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2019のベンフィカvsグアダラハラが20日にアメリカで行われ、3-0でベンフィカが勝利した。

1月に就任したラージェ監督の下、新シーズンを迎えるベンフィカリーグ連覇を狙うポルトガル王者は、昨季リーグ得点王のセフェロビッチやピッツィ、ルベン・ジアスら主力に加え、新加入のラウール・デ・トーマスや元鹿島のカイオらが先発に名を連ねた。

一方、3日前に行われたフィオレンティーナ戦を1-2で惜敗したメキシコの強豪・グアダラハラは、その試合からビジャルパンド以外の先発メンバー10人を変更して試合に臨んだ。
試合は開始早々に動く。4分、ガブリエウの縦パスから巧みなターンで相手マークを外したカイオが左サイドを突破。ボックス左深くまで切り込んだカイオの折り返しを最後はゴール右に走り込んだデ・トーマスが押し込み、ベンフィカが先制に成功した。

その後は地力で勝るベンフィカが試合をコントロールするが、アタッキングサードでのプレー精度を欠きなかなかフィニッシュまで持ち込めない。

すると42分、グアダラハラはバイタルエリア右でボールを受けたファン・ランキンのクロスをミゲルポンセがヘディングで合わせたが、これは好反応を見せたGKヴラチョディモスに弾かれた。

迎えた後半、ベンフィカはカイオとルベン・ジアスを下げてラファシウバとジャルデウを投入。しかし、同点弾を狙うグアダラハラが立ち上がりから積極的に仕掛けると、50分にボックス左手前から放ったM・ポンセのミドルシュートがクロスバーを直撃した。

さらにグアダラハラは、60分にも右CKのセカンドボールを拾ったベガが強烈なロングシュートでベンフィカゴールを狙ったが、これもクロスバーを叩いた。

防戦一方の時間が続いたベンフィカは、71分にデ・トーマスやピッツィらを下げてジョタやサマリスらを投入。すると70分、ジョタのパスからゴール前に抜け出したラファシウバダイレクトシュートをゴール右隅に流し込んだ。

待望の追加点を奪ったベンフィカは、73分にもターラブトのスルーパスで相手DFの裏に抜け出したセフェロビッチがボックス中央から侵入すると、冷静に相手GKとの一対一を制した。

結局、試合はそのまま3-0で終了。快勝したベンフィカが、今大会を白星スタートで飾っている。

ベンフィカ 3-0 グアダラハラ
ベンフィカ
デ・トーマス(前4)
ラファシウバ(後25)
セフェロビッチ(後28)

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