乃木坂469月4日にリリースする24枚目シングル(タイトル未定)で、昨年11月末にグループに加入した4期生メンバーの遠藤さくらが初選抜で初センターに抜擢された。去る7月14日深夜放送の冠番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で発表された。

 今作の選抜メンバーは前作から4人少ない18人編成で3列目から順番に発表。1列目の常連となっていた白石麻衣が実に6年半ぶりに2列目のポジションに入り、前作のセンターである齋藤飛鳥が1列目の右端で名前を呼ばれるなど、1列目の中央3人の発表を残して、有力メンバーの名前が次々と呼ばれる衝撃の展開に。

 そして、センターには遠藤、遠藤の両隣にもいずれも4期生で初選抜の賀喜遥香と筒井あやめが起用。世代交代が進んでいることが顕著にわかるフォーメーションとなった。

「昨年から今年にかけて西野七瀬生駒里奈衛藤美彩若月佑美といった選抜常連メンバーが卒業していますから、その抜けた個所を新戦力が埋めるのは当然のこと。とはいえ、2年前の夏シングルでは3期生メンバーの大園桃子与田祐希が初選抜でWセンターに抜擢されていた状況で、今回、まさか一気に3名も4期生メンバーがフロント中央に入ったのは意外ですね。現在開催中の全国ツアーをもって、キャプテンの桜井玲香が卒業することも発表されていますし、今後も主力を張っていた1期生メンバーの卒業が想定されますから、早急な底上げを狙ってのものでしょう」(アイドル誌ライター)

 ただ、あまりにも大きな変化とあってファンの動揺も大きく、「まいやんが2列目って、マジかよ」「フレッシュな4期生が入るのは納得だけど、一気に3人もフロントセンターに固める必要ってあるのかな」「卒業するキャプテン桜井のセンターも見たかったな」「ちょっと2期生が可哀想」など、様々な意見が上がっている。

「『乃木坂工事中』では先月、2期生メンバーの個性を再発掘する企画が放送されたばかりで、2期生メンバーは1期生や3期生、4期生に比べ不遇の世代と言われていましたから、ここでの4期生推しには2期生ファンや2期生メンバーは複雑なところでしょう」(アイドル誌ライター)

 しかし、初選抜に抜擢されて、涙を見せ、ただでさえ不安な気持ちを抱える4期生メンバーをここで責めても何も始まらない。いろいろと思うところはあるだろうが先輩メンバーがうまくサポートして良い作品に仕上げてほしいところだ。

(石田安竹)

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