ロサンゼルスギャラクシーの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(37)が、現地時間19日に行われたロサンゼルスFCとのダービーチームを勝利に導くハットトリックを記録した。

今回の一戦はロサンゼルスに本拠地を置く両チームによるダービーという事情に加え、イブラヒモビッチロサンゼルスFCのメキシコ代表FWカルロス・ベラの両エースによる試合前の舌戦によってより注目を集める一戦となっていた。

事の発端はイブラヒモビッチが先日に『ESPN』で受けたインタビューの内容で、同選手は「正直なところ、MLSヨーロッパレベルではない。俺がプレーすると、まるでフィアットの中のフェラーリのようだ」と、自身(超高級車)と他のプレーヤー(大衆車)を独特なたとえで比較すると共に、メジャーリーグサッカー(MLS)のレベルに不満を抱いていることを明かした。

この挑発的な発言を受けて、19ゴールで得点ランキングを独走するベラは試合前にイブラヒモビッチの前述の発言への不快感を公にしていた。

その注目の一戦では、ベラが試合開始直後にPKで今季20ゴールの大台にいきなり乗せたが、イブラヒモビッチはここから右足、左足、ヘディングで3ゴールを重ねて“パーフェクトハットトリック”を達成。その後、ベラは試合終了間際に意地のゴールを挙げたものの、試合結果とエース対決はイブラヒモビッチに軍配が上がることになった。

同試合後、先にインタビューを受けたベラは、イブラヒモビッチのこれまでのキャリアへのリスペクトを口にしながらも、“現時点”では自身の方が優れたプレーヤーであることを主張した。

「彼との比較は敬意を欠くことになるかもしれないけど、もし僕たちの年齢を脇において純粋なスタッツだけで判断したならば、現時点で僕の方が彼より優れている。それが現実さ」

「もちろん、これまでのことを考えれば、ズラタンよりも優れているのはメッシや(クリスティアーノ・)ロナウドだけだと思うけどね」

一方、ベラに遅れて公式会見に臨んだイブラヒモビッチは、同じくベラへの敬意を口にしながらも役者の違いを強調した。

「俺を怒らせないでもらいたいね。仮に、今日ハットトリックを達成できていなかったとしても、俺自身に何かを証明する必要はない」

「俺はもちろんベラをリスペクトしている。彼は良いプレーヤーだからね。ただ、彼はひとつのミスを犯した。彼は俺と自分を比較した。それこそ最大の間違いだ」

今回のハットトリックによって今季ゴール数を16ゴールに伸ばしたイブラヒモビッチは、ベラの21ゴールに5点差で迫っている。

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