仲間のミスをカバーする?(metamorworks/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

どんな慣れた業務でも、どんなにベテランでも…1度は大なり小なりミスを犯したことがあるだろう。しかし、そんな時に仲間から救いの手を受けて窮地を乗り切ることができた経験がある人もいるはず。

実際、目の前でミスをしてしまい落ち込んでいる人を目にした時、周囲はどのような対応を取るのだろうか。

 

■仲間のミスをカバーするのは?

しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女761名を対象に調査を実施したところ、全体の62.5%が「仲間がミスをした時は誰かがカバーしてあげるべきだと思う」と回答した。

仲間のミスをカバーする?

なお、男性62.2%、女性63.2%と男女差は見受けられなかった。

 

■年齢とともに変化も

さらに、この調査結果を男女年代別に見ていくと…

仲間のミスをカバーする?

年齢とともに割合が増えていき、もっとも割合が高いのは60代男性で75.3%と頭ひとつ突き抜けている。40代女性69.1%、50代男性が67.9%と続いた。

仕事では、年数と比例して、ミスやトラブルに直面する機会も増えていくだろう。自身が窮地に立たされた時の辛い経験や、周囲からミスをフォローしてもらった時の感謝の気持ちが、「困った時はお互い様」という考えに繋がるのかもしれない。

また、20〜40代では女性が、50代以降は男性の割合が高いことも特徴的だ。

 

■自由な仕事だからこそ?

今回の調査結果を職業別に見ていくと興味深い傾向が見えてきた。

仲間のミスをカバーする?

ミスをした時フォローするべきだと考える人がもっとも多いのは、自由業で73.1%。自営業が69.6%と続く。

いずれも組織に属さず個人の裁量で働いている人たちであり、自身が担う業務が明確ではあるものの、中には自転車操業的に仕事をしている人も少なくないはず。だからこそ、仲間や同業者など横の繋がりを大切にし、困った時は「助け合うことが大事」と考える人が多いのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・桜花ななこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国20代~60代の仕事をしている男女761名(有効回答数)

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