築40年超えの団地の一室。住みはじめて5年ほど経ちます。
住み始めて1年目の頃、最も悩まされた家の悩みが冬の「結露」と梅雨時期の「カビ」でした。
そこで、我が家でいろいろカビ対策をしたところ、ここ2~3年は”カビレス生活”を続けることができています。
ここではそのカビ対策について我が家のアイデアを紹介。
団地の換気は大前提。結局続いているカビ対策は?
冬場や梅雨時になると丸一日でも換気を怠ると、あっという間に玄関や部屋の壁に黒いカビがじわじわと出てきます。
部屋にまでカビが生えるという事態に初めは大パニック。
その後、換気を徹底し軽減したものの…、湿気がこもると、やはりカビが生じてしまうのがストレスでした。
このストレスも解消すべくとったカビ対策が以下です。
1.家具はベランダ側の壁から30㎝程離す
団地の場合、カビがよく発生する場所は、外気との寒暖差が生じるベランダ側の壁です。
壁に家具をくっつけて置いてしまうと、水分が蒸発できずにカビが生じてしまいます。
以来、すべての家具はベランダ側の壁から、30㎝程度離して設置するように。
その結果、通気がよくなりカビが生えなくなりました。
2.お風呂場に蚊取り線香を置く
次に、風呂場のカビ対策です。
方法は簡単。カビ取り掃除が終わって乾燥した浴室のドアを閉め、蚊取り線香一巻きを燃え切るまで置いておくだけ。
市販の防カビ用燻煙材も一定の効果がありましたが、「コスパ」&「使用後のゴミの少なさ」で最近はもっぱら蚊取り線香で風呂場を燻煙しています。
わが家の場合、特に酷かったお風呂場のカビも、こうしておくだけで数週間は発生ほぼなし。
おかげで塩素系のカビ取りスプレーを使用量が激減しました(※但し、蚊取り線香の匂いが苦手な場合はご注意を)。
3.押入れの引き戸はカーテンにチェンジ
押入れも要注意です。
以前、押入れに入れておいた筆者の(数少ない!)ブランドバッグにカビが生じてしまい大ショック。
それからは押入れの引き戸を外し、代わりにIKEAで購入したカーテンを取り付けています。
こうすれば、日ごろから換気されているので、押入れ内のカビはゼロになりました。
4.シンクの拭き上げと、炊飯器の蒸気対策
掃除の仕事をしていたことのある知人に教えてもらったのですが、一般家庭で意外と見落としがちなのはキッチンの水蒸気対策だとか。
特に団地の場合、独立型のキッチンよりも他の部屋と直結している場合が多いので要注意です。
まずは、シンクの水滴。
洗い物が終わったシンクをそのまま放置しておくと、水滴が蒸発し部屋の湿気のもとになるので、寝る前には必ずマイクロファイバークロスで拭き上げています。
また、炊飯器から出る水蒸気にも対策を。
寒くて換気がしづらい冬場は、可能な限り鍋やフライパンで炊飯。炊飯中は換気扇を回すようにしたところ湿度が低減しました。
カビ取り剤よりも、まずは物理的対策が◎
新築物件に比べて結露が発生しやすい築古団地。
以前は色々なタイプのカビ取り剤を試しては悪戦苦闘の日々でした。
しかし、結局のところ効果を実感し継続できているのは意外とシンプルな対策です。
色々な薬剤を使わざるを得ない状態になる前に、物理的対策をいくつか講じておくのが大切だなと実感しています。
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