一部の科学者は犬にも感情があると提唱しているが、人間と同じように表現する犬の行動も多々見られる。このほどペルーで、亡くなった飼い主の棺にしがみついたまま離れようとしない犬の動画が人々の涙を誘っている。『Mirror』『The NY Times Post』などが伝えた。

ペルーの首都リマで撮影された動画が現在、多くの人にシェアされている。そこには亡くなった飼い主の男性を偲ぶ犬の姿があり、動画は故人の親戚が撮影したもののようだ。

その犬は女性に抱きかかえられ、棺の中に眠る飼い主と対面し最期の別れの挨拶をしている。そして女性は犬に故人の顔を見せた後、棺から離そうした。

しかし大好きな飼い主のもとを離れたくなかったのか、犬は前足の爪をたてて必死に棺の縁にしがみついたのだ。女性が何度か棺から引き離そうとするも、犬は強く抵抗した。

その愛情深い行動に、女性は犬を引き離すのをやめて頭を撫でてあげた。その瞬間、周囲から「泣いているわ」という声があがったが、犬は目に涙をためていたようだ。

この動画は多くの人の涙を誘い、SNSでは「この犬が飼い主を亡くしたことで悲しむ姿に胸が痛くなる」「犬は人間よりも忠誠心があるからね」「犬は私達に無条件で愛をくれる生き物だ」などの声があった。

なお動画は、リマを拠点とするメディア制作会社『En la mira – Lima Provincias』が今月16日にFacebookで公開しているが、同社は地元で撮影された動画の投稿を受け付けており、中には匿名で送られる動画も公開しているようだ。現在、この動画の犬の飼い主である故人の名前や、今後は誰が犬を世話するかなどの情報は伝えられていない。

画像は『En la mira – Lima Provincias 2019年7月16日付Facebook「#Animales| ¡FIEL COMPAÑERO HASTA LA MUERTE!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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