レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督が、去就が注目されている同クラブ所属のウェールズ代表FWギャレス・ベイルについて語った。スペイン紙『エル・ムンド』が21日に同監督のコメントを伝えている。

 今シーズン、ベイルジダン監督の構想外になっていると伝えられており、今夏中の退団は決定的と見られている。しかし、高額な移籍金や同選手の給与が影響し、獲得に名乗りをあげるクラブは多くはない。そのため、現時点でベイル自身はレアル・マドリード残留を望んでいると報じられていた。

 しかし、20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2019のバイエルン戦でもベイルはメンバー外となっており、もはやレアル・マドリード残留の道は閉ざされた模様だ。ジダン監督は試合後の会見でベイルについて「ベイルが招集外となったのは、クラブが彼を売りたがっているからだ。明日にでも移籍が決まればそれは全員にとって良いことだ」と話し、クラブの方針を明らかにした。

 続けて、ジダン監督は「ベイルとの間に何かあるわけではない。私は決断を下し、何か変化をもたらすためにここにいる」とコメント。今夏に大型補強を敢行した影響もあり、ベイルは間も無くクラブを離れることになるかもしれない。

今夏の去就が注目されているベイル [写真]=Getty Images