21日放送の『サンデージャポン』(TBS系)で、デーブ・スペクターが闇営業問題で、20日に記者会見を開いた宮迫博之・田村亮と吉本興業の岡本昭彦社長の発言について厳しく批判した。
■吉本興業の体質を批判
デーブはまず宮迫と亮が吉本興業・岡本昭彦社長から謝罪会見の開催について「やるなら連帯責任で全員クビにする」と止められたことに「あれはパワハラ。普通の企業なら大問題」と切り捨てる。さらに
「CMとか上の売れている人たちは契約書がないわけないじゃないですか。なのに末端のタレントをまるでミジンコみたいに扱っている。この矛盾が大きすぎるわけですよ。福利厚生はあまりにも酷いってことの自覚が足りないですよ」
と吉本興業の企業体質をバッサリと切った。
■話題はテレビ局と吉本興業の関係へ
「宮迫さんは潔白じゃないんですよ。急になんか、ヒーローみたいに。それも一部当たってるけど、正直に告白したから良かったんだけども、闇営業、いろいろあったのは事実」
とコメント。続けて、
「ただ何で吉本、会見やらないとか、やらせない横柄な態度(なのか)。次のところにあるんですけど、テレビ局が株持って投資してるっていうのは…」
と、田村亮が謝罪会見を開こうとした際ネット中継を可能にするよう依頼したところ、吉本興業の関係者から「そんなんこっちで決めるから。在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫」と言われたことを明かしたことに言及する。
■さらに吉本興業を厳しく批判
デーブはこの発言について、
「あってはいけないんです。10%持ってる局もあるんですよ。あと6%、8%。これこそ独禁法ですよ。だってキャスティングしてるから。トップダウンでキャスティング多いんですよ。
だからなあなあ関係になるから株、すぐ手放しすべきだと思うんですよ。安全距離を置かないと駄目だと思うんですよ」
「その一方契約もろくにやってないっていう、杜撰すぎるから。上場しているテレビ局が、そこまで深入りしていいかどうか。使い方いればそれは大変結構なんですけども、投資までやる? なんのためにそこまでやるかってことですよ」
といつもの「ダジャレ」はなく、アメリカのテレビプロデューサーとして厳しい表情で捲し立てる。さすがにこの話題をタレントが言及するのは難しかったのか、ほかの出演者がテレビ局と吉本の関係を口にすることはなかった。
■デーブに「よくぞ言った」の声
テレビ局によっては「スルー」している「吉本とテレビ局と関係」を公然と批判したデーブ・スペクターに「よくぞ言った」と称賛が集まっている。
株主のこともデーブったらそこまではっきり言うっていうくらいはっきり言った!気持ちもいい!#サンデージャポン#サンジャポ
— hito (@mthh_u) July 21, 2019
デーブ・スペクターさんの発言の通り。契約もしない、反社と繋がるような問題があるような会社の株は持っていてはいけないと思う。
放送局は芸能人の為にあるわけじゃない。放送のあり方や役割を見直すべきと思う。#サンジャポ#ワイドなショー #選挙に行こう #岡本社長 #吉本興業#参議院選挙— 七味唐辛子 (@tougarashi50) July 21, 2019
芸能ネタのコメンテーターは局にも事務所にも忖度しないデーブ・スペクターが一番真っ当だな
— さんた (@bostaf_santa) July 21, 2019
■今後の説明に注目
テレビプロデューサーとしてテレビ局と吉本興業の関係性について苦言を呈したデーブ・スペクター。自身のタレントとしての立場が危うくなることも予想される中、敢えてその話題に踏み込んだことを評価する人は多かった。
裏番組の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、岡本昭彦社長が記者会見を開く意向を示した吉本興業。「吉本の株主はテレビ局」発言についてどう説明するのか注目される。
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