2位ホートンの表彰台拒否に脚光「競技後、本格的な神経戦が繰り広げられた」

 世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳は21日、男子400メートル自由形決勝で中国のスーパースター・孫楊が3分42秒44で優勝し、4連覇を達成。一方でドーピング検査を妨害したと報じられ、批判を集めている五輪金メダリストは、2位のマック・ホートン(オーストラリア)が表彰台を拒否するなど、無言の抗議を受けた。開催国の韓国メディアも「批難に再び火がつく見通し」と関心を寄せている。

「歓迎されなかった孫楊4連覇、しかし逆襲」と見出しを打って特集したのは、韓国メディアデイリーアン」だ。「中国水泳の看板である孫楊が男子自由形400メートルで世界水泳4連覇を成し遂げたが、批難に再び火がつく見通しだ」とレポート。記事では、同一種目4連覇は史上3人目の偉業であると紹介した。

 一方で「孫楊の業績は偉大なものであるが、彼を巡る禁止薬の論議により蔑視される可能性は少なくない」と指摘。昨年9月に抜き打ちのドーピング検査を妨害した経緯について触れた上で、今大会前に海外のコーチ、選手から出場停止要求も含めた批判的な声が上がっていたことも伝えている。

 記事では「批難に再び火がつくには十分だった。競技後、本格的な神経戦が繰り広げられたからである。火をつけたのは孫楊だった」と言及。レース後、孫楊が会見で2位のホートンの行動について触れ、「私は表彰式で国を代表する選手として立った。孫楊個人は無視されることは問題ない。しかし、中国は尊重しなければならない」と力説したという。

 記事によると、孫楊が不満を露わにした理由は表彰式で無言の抗議を行ったホートンに原因があるとしている。競技初日から思わぬ形で中国のスーパースターの優勝が、開催国の韓国でも脚光を浴びていた。(THE ANSWER編集部)

4連覇を達成した孫楊【写真:Getty Images】