[カイロ 20日 ロイター] - 英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)と独同業ルフトハンザ<LHAG.DE>は20日、安全上の懸念を理由に突如としてエジプトの首都カイロへの航空便の運航を停止した。ただ、詳しい理由は明らかにしていない。

インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>傘下のBAは発表文書で「われわれは常に全世界の空港での安全対策を検証しており、さらなる検証のために予防措置としてカイロへの運航を7日間停止した」と発表。

ルフトハンザもBAに続き、ミュンヘンフランクフルトを出発するカイロへの便を欠航にしたと発表。21日に再開するという。

BAはまた、安全が確保されない限り航空機を運航することは決してないと表明。広報担当者は運航停止の詳細な理由と検証中の安全対策についての質問に「安全に関する問題は話せない」と応じた。

エジプトの空港の安全保障当局筋3人はロイターに、英国のスタッフは17日と18日にカイロの空港で安全検査を行ったと述べたが、さらなる詳細は明らかにしなかった。

外務省は20日、渡航情報にBAによるカイロ便の停止を追加し、影響を受ける旅行者に対してBAに問い合わせるよう勧告した。

エジプト民間航空省がこの日発表した声明によると、カイロの英大使館に情報を求めたところ、運航停止は英国の運輸省外務省が発令したものではないことを大使館が確認した。また、BAの運航停止期間中に旅行者の渡航を円滑にするため、21日からカイロ発のロンドン便を追加で運航することも明らかにした。

英政府は、ロシア航空機が爆破され、墜落した2015年の事件以降、エジプトリゾートシャルム・エル・シェイクへの旅行を自制するよう勧告してきたが、カイロについては同様の勧告は行っていない。

7月20日、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)と独同業ルフトハンザは、安全上の懸念を理由に突如としてエジプトの首都カイロへの航空便の運航を停止した。カイロの国際空港で21日撮影(2019年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)