ジョーダン・ピール監督は史上最高に怖い映画を作りたいのだそうだ。2017年作「ゲット・アウト」でアカデミー賞(脚本賞)にも輝き、今年度公開の「アス」も好評だったピール監督だが、見る人を恐怖に陥れるアイデアはまだまだあるという。

エンパイア誌とのインタビューでピール監督は次のように語っている。

「史上最高に怖い映画を作ろうとしてるんだ。アイデアはいくつかある。ものすごく恐ろしい何かをいつか僕が世界に打ち出すのをみんな目にするはずさ」
「その映画は観客がホラー映画に求めるもので、他の人たちには『遠慮しておくよ』と言われる作品になるだろうね」
「『エクソシスト』とか『シャイニング』『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『パラノーマル・アクティビティ』といった、何よりも身の毛がよだつ映画ってあるだろ。そういうのを僕も作りたい」

1990年代のホラーシリーズ「キャンディマン」のリブート版も手掛けるピールは、最近は芸術性や映画の楽しみを見事に表現した作品が数多くあるとして、「ここ5年くらいは、すごく特別なホラー映画が数々出てきた。デヴィッドロバート・ミッチェルの『イット・フォローズ』に始まり、ジェニファー・ケントの『ババドック〜暗闇の魔物〜』もすごく良かった」「芸術性や他のジャンルでなし得ない映画の楽しみを提供するすごく美しいホラー映画もあるしね」と続けた。